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Kの向くままにおススメ映画『ホーリー モーターズ』短文紹介

【美学を実践する映画】 

人生て、本作みたく色々な場所で様々な役割を演じる事ではないでしょうか。その原動力が行為の美しさというのも共感できました。

オスカー :「昔、カメラは人間より重かった。それが今では目に見えない。だから時々自分の存在を疑う。」

ボス :「感傷的な懐古趣味だな。街のチンピラは監視カメラが見えなくても自分の存在を疑わないぞ。君の存在は?仕事を続ける原動力は?」

オスカー :「始めた時と同じ、行為の美しさだ。」

ボス :「美しさ?見る者がいなければ君は存在できないのか?」

まあ現代は他人の評価やフォロワー数が人間の価値を左右する(と思われている)世の中なので、誰も知らない所で美的行為を実践しても意味がない。人の評価が存在価値なら、低評価の場合やそもそも認識されない場合は無価値、という事になりますが、、。
そういう考えにKは違和感を覚えます。
自分の人生は自分で点数を付ければ良いのではないでしょうか。自分にあまり価値を感じられなくて色んなモチベーションが上がらない人は評価基準を《他人》から《自分》へ少しシフトしてみると良いかもです。他人の評価がなくとも間違いなく自分は存在していますからね。
監督の意図とは違うかもしれませんが、そんなふうに身勝手解釈しました。

「人生とは、自分の美学を実践する場である。」
 ↑ Kの名言です(自分で言うけど)。

でもね、オスカー様の美的センスは変というか、変態というか、、チョット変わってるよなー。。そこが本作のポイントです。


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