Kの向くままにおススメ映画『激怒』短文紹介
【羊たちを無駄死にさせない映画】
羊たちは沈黙、羊に代わってダンの魂の一矢!そしてジョージ C スコット怒りの一石!風化させるな!毒ガス造るな!先ず自分たちの体で人体実験しろよ!激怒だ!『激怒』の紹介だ!!
…ではここから落ち着いて本題です。
アメリカのユタ州で羊が大量に死んだ《ダグウェイ羊事件》を題材とした映画。この事件は軍のミスにより毒ガスが空中散布された事が原因と言われています。監督で主演のジョージ C スコットはこれに怒りを覚え、風化させないために映画化したそうです。
妻を病気で亡くしたダンは息子の成長だけが生きがいだったが、ある日突然牧場の羊が全滅し、息子も謎の重体となり病院で隔離される。医師からは「息子さんは大丈夫です、安心してください。」と言われていたが、、実際は壮絶に苦しみながら死亡し、解剖され研究材料になっていた!!
真実を知った激怒のダンは毒ガスの製造施設を爆破し、一人アメリカ軍に立ち向かう!
巨悪を滅ぼす孤独なヒーローの話か、と思いきや、、自身も毒ガスに被爆しており程なくして死亡する。アレ?なんか復讐劇が道半ば…。
当然と言えば当然、復讐を遂げる痛快アクション映画ではダメなんですよ。国民の生命財産を守るはずの国家に裏切られ、その死や存在自体も抹消される非情な映画でないとね、《ダグウェイ羊事件》を風化させないために。
因みに、ジョージ C スコットはその特徴的な声だけで彼だと判る名優でした。
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