Kの向くままにおススメ映画『セブン』ネタバレあらすじ感想日記
こんばんは。怠惰の罪のKです。今回は『セブン』。一言で表すと「七つの大罪を裁く映画」です。
こんな人におススメ
要注意点まとめ
こんな映画です
《七つの大罪》になぞらえた7つの連続殺人が7日間にわたり起こるお話。そして奔走する2人の刑事…。殺人の起こる順番は《大食》《強欲》《怠惰》《色欲》《傲慢》《憤怒》《嫉妬》。
もう少し詳しく
2番目の被害者である弁護士を例にとると、彼は金の為にあらゆる嘘をつき、殺人犯や強姦魔を街に放し、その報酬を貪る《強欲》の罪により粛清される、というようにラスト直前までは普通の(?)猟奇殺人ストーリー。
なのだが、本作が普通でないのは全てにおいてクオリティが高い事。演出、演技、映像、音響……アートとしても及第(K基準)、そして衝撃過ぎるラスト!
言い方を逆にすると、ラストありきの映画ですが、そこに至る過程もハイクオリティで非常に見応えがあるんです。
更に、事件や犯人ばかりに目を盗られがちですが、刑事2人のやり取りも秀逸。
対照的な二人の刑事。コレが非常に危険で厄介な仕事だと直感で判る老練のサマセット。一方新入りのミルズは犯人を捕まえて即解決とか血気盛んな考え方。こういった凸凹コンビてのは古今東西物語を盛り上げる為の効果的なプロットのようで、本作でも十二分に炸裂しています。
観た後はこんな気分になりました
先に挙げた《7つの大罪》の中でKが一番罪深いと考えるのは《嫉妬》。だから犯人が選んだ最後の罪人が《嫉妬》なのはとても納得。しかし!、どうしても納得できない点が。《憤怒》はミルズでしょ?映画の性質上、コレ以上は言えませんけど、何故?て思いました。大罪にカウントされない人物の殺害が起こるので一貫性に欠けるような…。唯一最大の減点ポイントです。
恐らく、犯人が(本作が)訴えたかった事は、普通に暮らしている人々が日々犯している《罪》でしょう。そしてそれらに対し見て見ぬフリをしている事。もしくはそれらを《罪》とも思わない事。要するに、人間の倫理の欠如。犯人は潔癖症だったんですよ、きっと。だからと言って彼を正当化する事はできませんけど、少し理解できるような気がするのはKだけでしょうか?
心に残ったセリフ
衝撃のラストが好きなのにまだの人は必ず観ておきましょうね。その結末は永遠に記憶に残るはずです…。
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