Kの向くままにおススメ映画『マネーボール』ネタバレあらすじ感想日記
こんにちは。野球博士になった(気分の)Kです。今回は『マネーボール』。一言で表すと「皆が気付いてないものに価値を見つける映画」です。
こんな人におススメ
要注意点まとめ
こんな映画です
原作はマイケル ルイス『マネー ボール 奇跡のチームをつくった男』。
選手からスカウトを経てアスレチックスのGMとなったビリー。
当時のメジャーリーグにおいて懐疑的だった分析理論をいち早く取り入れ、周囲の反発やブーイングの中、低予算でチームを立て直し勝ち上がっていくという王道展開。
タイトル通り、OPからヤンキース vs. アスレチックス戦。ヤンキースは年間1億$以上使える大富豪なのに対し、アスレチックスは年間4000万$に満たない弱小チーム。
…しかし、、Kは野球にもお金にも興味がない、にもかかわらず序盤から金と野球、そしてお金…。。タイトルまんまのお話でした。
もう少し詳しく
《セイバーメトリクス》という選手分析法、野球好きなら知っているのでしょうか?勿論Kは知りませんでした(野球のルールもあまり知らない)。
ただし、野球を知らなくてお金に無頓着な人でも、この映画を楽しめる、と証明しましたよ。構成や演技力がしっかりしているからでしょうね。また、野球以外の事にも置き換え可能だと思えるのも楽しめた理由。
日本では本作『マネーボール』のヒットのお陰で《セイバーメトリクス》が少し知られるようになったそうですが、メジャーリーグのように定着はしていないとか。
知らない人の為に簡単に説明しよう!(Kも今知ったばかりなのだが)
《セイバーメトリクス》とは、出塁率や守備、走力などなど、勝率に関わる全ての指標を数値化して選手の能力を客観的に分析する手法。
え、「当たり前の事じゃないの?」「それ、やってないの?」と思ってしまいますが…。
「日本の野球界は精神論や努力、根性、気合、流れなどを重視し、セイバーメトリクス理論を疑う人が多い」そうです、特に野球人。
曰く、「野球は数字でやるものではない、人間の戦いである。」
また、野球の常識を覆すような理論満載なのも受け入れ難い原因のようです。(何度も言うけど、Kのように野球知らない人には当然と思える理論だが)
例えば、
■打率は関係ない
■防御率は意味がない
■盗塁はしてはいけない
■バントはしてはいけない などなど
野球好きだけど《セイバーメトリクス》知らない人は調べてみてください。特に監督やコーチやってる人は是非に。
観た後はこんな気分になりました
コレ観て一気に野球に詳しくなった!(気がする)
当然の事ですが、この世界、お金ですよ。どの世界も同じかもしれませんが。低予算でもやり方次第で勝てる!ていう下剋上映画ではあるけれど、高予算でその理論用いたら更に勝てるはずでしょ?
スポーツに夢を抱く少年少女には申し訳ないけど、本作のように金で簡単に人を転がしたり戦力外を通告する事は日常茶飯事、プロの世界とはこういう事なんでしょう。夢は無論大切ですけど現実も知っておかないと幻滅するかもしれませんね。
でも、最後ビリーは金より夢を選んだ、ていう心温まるEDはお約束だけども高ポイント。また、大好きなLenkaの心温まる曲がテーマソングなのもポイント。結論、心温まる映画でした。
「パパはおバカさん」
心に残ったセリフ
物事の本質を言い当てたセリフ。野球だけではないですね。
確かに映画的には格好良いのだけど、ギャンブルのような大勝負というか決断力は破天荒な主人公ならでは。Kのような一介の庶民には参考にならないセリフと行動。だけど一生に一度は言ってみたいセリフでもあります。
K :「誰に説明が必要なんだ?必要ない、誰にもだ!!」
政治家にも言ってほしいセリフですね。秒で更迭されそうですが。。
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