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例年以上に期待が高まるストーブリーグ【今日の余録】

余録のテーマは「ストーブリーグ」、つまり野球界隈のお話。
「ストーブリーグ」という言葉の由来は、19世紀末から20世紀初頭のアメリカにさかのぼる。
寒い冬の間、ファンたちがストーブを囲んで野球談義に花を咲かせる光景から「hot stove league」という言葉が生まれ、それが日本語に翻訳されて定着した。

野球から派生した英語表現は意外に多い。
throw someone a curve ball(予想外の事態を投げかける)」や「touch base(立ち寄って状況を確認する)」など、ダイヤモンドから生まれた言葉が、今やビジネスシーンでも日常的に使われているのが面白い。

韓国ドラマの「ストーブリーグ」はまだ見たことがないので、一度見てみたい。野球未経験のゼネラルマネジャーが、万年最下位チームの立て直しに挑むというストーリー。日本でも、池井戸潤原作の「ルーズヴェルト・ゲーム」が、社会人野球を舞台に企業の存続と野球部の再建を描いて話題を呼んだ(気づけばもう10年以上前……)。プロ野球界を舞台にした「ストーブリーグ」は、また違った角度から人間ドラマをつむぎ出しそうだ。

田中将大まさひろ投手の巨人入団、佐々木朗希ろうき投手のメジャー挑戦も、野球好きとしては気になるところ。
田中投手は日米通算200勝まであと3勝だが、その記録よりも、自分自身が満足できるピッチングを目指してがんばってほしい。今シーズンで何かきっかけを掴めれば、まだまだ長く続けられるのではと期待している。
佐々木投手は、ドジャース、パドレス、ブルージェイズが最終候補と報じられているが、日本のプロ野球で規定投球回数に一度も達していないのが気がかりだ。160kmを優に超えるストレートを投げるだけに、体への負担は尋常ではないのだろう。ボールが変わり、肘や肩への負担はさらに大きくなる。焦らず、長い目で目標を立ててがんばってほしい。

今シーズンは大谷翔平選手の二刀流も復活するし、例年以上に重要な分岐点となる「ストーブリーグ」だ。楽しみがいっぱい🙂

今日の余録と参考資料


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