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世界一かわいい“好きバトル”に心が溶けた――絵本『どんなに きみがすきだか あててごらん』感想文




「 好きが無限に広がる、微笑ましいうさぎの物語 」




👑絵本ナビプラチナブック👑

サム・マクブラットニィ 作 / アニタ・ジェラーム 絵 / 小川仁央

出版社:評論社



《 読書感想 》

このお話は、小さなうさぎと大きなうさぎが「どれだけ好きか」を伝え合う、とてもかわいくて優しいお話です。

小さなうさぎが「ぼくはこんなに好き!」と両手を広げたり、「地面からこんなに高く好き!」と背伸びをしたりして、一生懸命に気持ちを伝える姿がとてもかわいかったです。それを聞いた大きなうさぎが、「ぼくはもっとこんなに好き!」と返す場面では、読んでいて思わず笑ってしまいました。そして最後、小さなうさぎが「月まで届くぐらい好き!」と言いながら眠ってしまうシーンが、心に残っています。その寝顔を見た大きなうさぎが囁いた一言が、とても優しくて、このお話の中でいちばん好きな場面です。

わたしも、このお話を読んで、小さなうさぎのように「好き」をちゃんと伝えることって大事だなと思いました。言葉や動きで「こんなに好き!」って表現するのは、正直ちょっと恥ずかしいけど、言われたらとてもうれしいだろうなって思います。わたしも、今度お母さんやお父さんに「好きだよ」って言ってみようと思いました。たぶん、わたしが「好き!」って言ったらお母さんは笑いながら「わたしはもっと好き!」って返してくれるんじゃないかなって、想像するだけで楽しくなりました。

それから、大きなうさぎが小さなうさぎの気持ちを全部受け止めて、さらにそれ以上の「好き」を返すところが素敵だなと思いました。お母さんも、わたしが何かを頑張ったときに「大丈夫、大好きだよ」って言ってくれるけど、このお話を読んで、その言葉の意味がもっとよくわかった気がします。

絵本の絵も、やさしくてかわいかったです。特に、大きなうさぎが小さなうさぎを抱きしめながら三日月を見上げる場面がすごくきれいで、ずっと眺めていたくなりました。

『どんなに きみがすきだか あててごらん』は、読んでいると心がぽかぽかして幸せな気持ちになれるお話です。わたしも、この絵本みたいにもっと素直に「ありがとう」や「好き」を伝えられる人になりたいです。


今年最初の絵本『どんなに きみがすきだか あててごらん』を読んで、気づけばニヤニヤが止まりませんでした。だって、小さなうさぎが一生懸命「ぼくはこんなに好き!」と手を広げたり、「月まで好き!」と叫んだりする姿、かわいすぎませんか? それを受け止めて、さらに大きな「好き」を返す大きなうさぎも、本当に素敵! もうこれは、世界一かわいい「好きバトル」です。

でも、この「好き」のやり取り、もし自分だったらどんなふうに伝えるだろう? と想像してみました。「ぼくはケーキ全部食べるくらい好き!」とか、「休みの日をぜんぶあげるくらい好き!」とか、そんな具体的な「好き」を並べるかもしれません。でもそれを聞いた大きなうさぎは、きっと「ぼくはケーキ工場ごと好き!」とか「365日全部好き!」って返してくるんでしょうね。この絵本の楽しさは、そんなふうに自分に置き換えて考えても、思わず笑顔になれるところだと思います。

そして最後のシーン。小さなうさぎが「月まで好き!」と言って眠りにつくと、大きなうさぎがそっとある言葉を囁く場面。これはもう、心がじわっとあたたかくなる名場面です。わたしも誰かにこんなふうに囁いてみたいけれど、現実では「え? どういう意味?」って言われそう。でもそれでも、ちょっと挑戦してみたくなるくらい、この絵本には伝えたい気持ちを引き出す力があります。




この絵本は、ただ読むだけじゃなく、読んだあとに自分も「好き」を誰かに伝えたくなる、そんな楽しい気持ちにさせてくれます。読むたびに新しい「好き」の形が浮かんでくるので、何度でも楽しめる一冊です。あなたもきっと、この絵本を閉じたあと、ちょっとワクワクした気持ちで誰かに「好きだよ」って伝えたくなるはずです!





最後までお読みいただき、ありがとうございました。



■ ネットでの作品紹介・感想



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~ 『うさぎの絵本』の感想文 ~


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