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【絵本感想】『 わたしのワンピース 』




「 星空、花畑、そして冒険。夢が広がるワンピースをあなたに 」




👑ミリオンセラーの絵本👑

作:にしまき かやこ
出版社:こぐま社



《 読書感想 》

『わたしのワンピース』は、うさぎが白い布を拾い、自分のためのワンピースを作る物語です。

うさぎは黒い足踏みミシンで「ミシン カタカタ」とリズミカルに布を縫い、ワンピースを作り上げます。

そのワンピースは、花畑を通ると花模様に、雨が降ると水玉模様に変わり、さらに草の実模様や小鳥模様にもなります。

うさぎは「ラララン ロロロン」と楽しそうに歌いながらワンピースを着て歩き回り、最後にはどんな模様になるのか、読者の想像を掻き立てる夢のような物語です。

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この物語を読んでまず感じたのは、うさぎの無邪気で自由な発想がとても愛らしいということです。ワンピースの模様が次々に変わる様子は、子どもたちの豊かな想像力を感じさせてくれて、読んでいるうちに私も思わずにっこりしてしまいました。シンプルな絵と繰り返される「ラララン ロロロン」というリズムが、物語全体に楽しい雰囲気を与えてくれます。


うさぎが「わたしに似合うかしら」と問いかける場面は、子どもたちがおしゃれを楽しむ姿と重なり、とてもほっこりします。うさぎが「似合うかな?」と聞いた時、読者の子どもたちが「似合うよ!」と答える場面を想像すると、私も自然と幸せな気持ちになりました。

ワンピースが次々に模様を変えていく様子も、自然の中でうさぎが模様が次々に変わるワンピースは、まるで自然との一体感や、世界の美しさを映し出しているように感じました。花模様や水玉模様、小鳥模様に変わっていくワンピースは、子どもだけでなく、大人の私にも自然の豊かさとその変化の美しさを思い出させてくれました。


また、うさぎの「わたしに似合うかしら」という言葉には、自分を認めてほしい、誰かに共感してほしいという気持ちが込められているように思います。その問いかけに対して「似合うよ!」と応えてくれる存在がいることが、どれほど心を温かくしてくれるのか、この物語を通じて改めて感じました。


この物語は、単にかわいらしい絵や変化するワンピースの楽しさだけでなく、自然と共に生きる喜びや、人と人とのつながりの温かさを教えてくれる作品です。日常の忙しさから少し離れて、純粋な楽しさとともに、深いメッセージを感じ取ることができるこの物語は、私にとっても大切な癒しのひとときであり、心を豊かにしてくれる一冊です。



この絵本は、私の子どもの頃の思い出が詰まった大好きな一冊です。模様が次々と変わっていくワンピースに、子どもの私は夢中でした。「こんなワンピースがあったらいいなあ」と想像しながら、お話の世界にどんどん引き込まれていったのを、今でもよく覚えています。

ちなみに皆さんは、どの模様がお気に入りですか?私のお気に入りは「星の模様」です。寝ている間にワンピースに流れ星が降り注ぐなんて、とてもロマンチックですよね。うさぎさんがどこに行くのか、どんな冒険が待っているのかを想像しながら、目を大きく見開き、足をパタパタしながら読んでいました。

「わたしに似合うかしら?」というフレーズの後、思わず心の中で「似合うよ!」と答えてしまうのは、きっと私だけではないはず。

久しぶりに読んだ「わたしのワンピース」は、日常の忙しさから少し離れて、純粋な楽しさとともに、懐かしい子どもの頃の夢を思い出させてくれました。この絵本は、私にとって大切な一冊であり、自信を持ってお勧めできる作品です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。



■ ネットでの感想



ミニ絵本と布バッグのセットを見つけてしまいました

他にも手ごろなバッグが…。カワイイですよね。
(ここには絵本しか載せないつもりだったのについ、ごめんなさい)


<幻想的な絵本の感想文>


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