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【絵本感想】『 からすのパンやさん 』



「 ページをめくるたびに、ふわっと香るパンの世界 」




👑ロングセラー絵本👑

作・絵:かこさとし
出版社:偕成社



《 読書感想 》

からすのパンやさん』は、いずみがもりに住んでいるからすの家族がパンを作っているお話です。お父さんとお母さんには、オモチちゃん、レモンちゃん、リンゴちゃん、チョコちゃんという4羽の子どもが生まれました。お父さんとお母さんは子どもたちを一生懸命に育てながら、毎日パンを作っていましたが、忙しくてなかなかお店もうまくいかなくなり、お客さんも減ってしまいました。


でも、子どもたちはどんどん大きくなり、いろんな形のパンを作るようになりました。かにパンうさぎパンじどうしゃパンなど、動物や物の形をしたパンがたくさんできて、そのパンが町のみんなに大人気になりました。パンの種類はなんと80種類以上もあって、お店は大繁盛! お店からは、パンのいい匂いが森中に広がって、たくさんのお客さんがパンを買いにきました。

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このお話の中で、私が一番好きなところは、見開きいっぱいに描かれたたくさんのパンが並んでいるページです。動物や物の形のパンがいっぱいあって、見ているだけでとても楽しかったです。「このパンが食べたいなあ」とか「どれが一番おいしそうかな?」と考えながら、ページを何度も見返してしまいました。パンの形がどれも工夫されていて、まるで本当にパン屋さんにいる気分になれました。


また、この絵本では、からすたちの顔や模様がみんな少しずつ違っていて、じっと見ているとその違いに気づくのも面白かったです。お父さんやお母さんが大変そうに働いている姿を見て、家族みんなで協力することがとても大切なんだなと感じました。子どもたちも、ただいたずらをするだけじゃなくて、お父さんやお母さんを助けてお店を盛り上げる姿が素敵でした。


この絵本を読んで、私も「からすのパンやさん」に行ってみたいと思いました。特に、きつねパンや、チョコちゃんたちが食べていたこげたパンを食べてみたいです。家族で一緒にパンを作るって楽しそうだし、みんなで協力して何かをするのはすごく大切なことだと思いました。『からすのパンやさん』は、家族の絆や工夫の大切さを教えてくれる、温かくて楽しい絵本です。


『からすのパンやさん』は、家族の温かさが伝わる優しい絵本でした。

忙しい毎日の中で、子育てと仕事を両立させるからすの夫婦の姿…
どこか私たちの生活にも重なる気がします。

大変な時でも、家族で力を合わせればきっと乗り越えられるんですよね。


パンがずらっと並んだページを見ていると、私も子どもたちと一緒に絵本を読んだ楽しい時間を思い出しました。

「こんなパンがあったらいいね」なんて笑い合いながらページをめくるのが、すごく懐かしいです。

実は…まだおうちでパンを焼いたことがないので、今度は家族みんなで作ってみたいなと思います。

きっと、絵本の中みたいに、ちょっと焦げたパンになりそうですが…それもまた楽しい思い出になりそうです。




最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



■ ネットでの感想



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