自分の画像(イラスト)が無断転載されたので削除申請した話
私の経験が、他のだれか困っている人に届けばいいと思い、記事を書きました。
事の発端
2023年3月28日(火)早朝未明
私の自作イラストを無断使用しているInstagramの投稿があることを教えてくれた方がいました。
わたしは動揺と無断転載者への怒りで困惑しました。
(私の描いたものが、無神経に不当な扱われ方する行為に巻き込まれたこと。当事者として知らぬ間に、創作時の想いや権利を侵害されていく危機感)が瞬時に脳裏によぎり、感情も体力も削がれそうになりました。
その時、
心が消耗してしまい、コミュニケーションを恐れ、創作活動そのものを諦めるのは嫌だ。この件の結果を自分のマイナスな気持ちで終えたくないという思いを強くしました。
そうして、冷静に対処をしていこうと決めました。
具体的には、哀しいとか悔しいではなく、
ダメなものは許可しないという判断基準にしました。
削除申請 その1// Instagram運営会社に削除申請
無断転載の相手に、余計なやり取りを避ける
という考えから目的を定めました。
削除申請のため準備したこと
自分が最初に投稿した画像・投稿のURL(私の場合X(旧Twitter)だったのでXのURLを用意)
Instagramに転載されたすべての投稿のスクリーンショットと、そのURL
※削除依頼者が著作権者(画像を作った本人)であることが必要
著作権報告フォームがあるのでそこから申請
報告の詳しい方法の記事は▼写真家 横田裕市さんの記事が参考になりました。
「連絡先」や「氏名」は(本名)で申請しました。
「コンテンツの報告理由を説明」の欄には、(私の描いたイラストレーションを加工して使用されました)と記載。
申請すぐには受理されたと自動メールが届きました
【クレーム番号】が発行されたので
2023年3月28日(火)14:06、メールフォーム送信。
返信がないため、
2023年3月28日(火)23:56、【クレーム番号】について、進捗はどうなっているか、クレーム番号の案内を受けたメールに返信する形で連絡。
2023年3月30日(木)6:41、Instagramサポートチームから返信。
「さらに情報を英語で連絡するように」との指示あり。
即時に下記①②を記載し連絡することにしました。
①自分の最初に投稿したURL、
②転載されたInstagramのURLすべて、
加えて、
『御社が該当の転載URLを削除しないなら無断転載を容認する会社として許せない。クレームします。権利侵害者への対処が目的で連絡しています。早期解決を期待します。』とメール返信しました。
2023年3月30日(木)16:20 、Instagramサポートチームから、削除完了したとの連絡を受け取りました。
誰でもアクセス出来るオープンな無料利用とはいえ、自身の権利主張を諦めないということは大切だと考えています。
個人同士でなく、第三者の介入(今回の場合Instagram/SNS環境提供側)に訴える方法も有効だと感じました。
おまけ
これですべて解決!
と思ったところ、
2023年4月6日(木)
同じアカウントで同様の無断転載投稿が大量にされていた事を知ってしまいました。
耐えきれなくなり、直接、無断転載者に訴えかけることを決めました。すでに利用環境の会社がNG行為として削除された経緯のある行為という実績もありますし、公的にも訴えられる状況です。
削除申請その2 // 直接連絡することに
2023年4月6日(木)21:12、無断転載アカウントにDM
新しく増えた無断転載URLやスクショをメモ帳に記録を残しました。
相手から返信がなかったのですが
2023年4月6日(木)22:59、無断転載アカウントに再DM
とシンプルにDMを送りました。
2023年4月7日(金)日中、
アカウントを非公開にしていたので、様子見に。
DMは既読にはならなかったが、3回目の送信でこれからDMは届かないと記載がありました。
最初の2通は読んでいたものと判断できます。
数週間後、アカウントは削除されていました。
(Instagram運営からではなくおそらく自分から?)
まとめ
私はこの時、本気で弁護士相談する気で手配し始めていました。今回の流れでは弁護士権限行使まで至りませんでしたが、必要あれば「発信者情報開示請求」をおこない、無断転載者のアクセス元から本名住所などを割り出し権利使用料など罰金的な話をするところでした。
感情的に無茶苦茶にされます、ですが、
無断転載をしている人と直接やりとりをするより、まずはInstagramなど運営会社に削除申請した方がその方の情報が会社でマークされるなど次への一歩になりますし、
なにより、
気持ちがすり減らないのでは、と思う。
転載されたときの精神的ダメージって本当に大きくて大変だから…
無神経に、考えが及ばず、安易にやっちゃえるから、
そんな行為のきっかけは言い訳です、くやしい。
哀しいくやしいときこそ、
目的をハッキリと遂行できるようにできたらと。
どうか
次の一手を打つためのヒントになればと思います。
自分でできる対策(2023.12.20 22:17追記)
イラストには必ずサインを!
また、イラストでない写真などにも、アカウント名やサインを入れることをお強くおすすめします。
ここまで読んでくださりありがとうございました。