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【身体】肉離れの仕組みと体験談

肉離れ(筋肉損傷)は、筋肉やその付近の組織に過度の負荷がかかり、筋繊維が部分的または完全に裂けることで発生します。主にスポーツや日常生活での急激な動きや負荷が原因となります。以下は肉離れの仕組みを説明します。


1. 筋肉の構造

筋肉は筋繊維という細長い細胞が束になった構造をしており、それらが筋膜という結合組織で包まれています。筋繊維は収縮と伸展によって力を生み出します。


2. 負荷が筋肉にかかるとき

  • 筋肉が急激に収縮する場合(例: ダッシュやジャンプ)。

  • 筋肉が引き伸ばされる場合(例: ストレッチ中に無理をしたとき)。

  • 筋肉が疲労しているときに過剰な力がかかる。

これらの状況で筋肉が耐えられる負荷を超えると、筋繊維が部分的または完全に断裂します。


3. 肉離れの程度

肉離れには3段階の重症度があります:

  1. 軽度(グレード1):筋繊維がわずかに損傷し、軽い痛みや腫れがある。

  2. 中等度(グレード2):筋繊維の部分的な断裂が起き、痛みが強く、動きが制限される。

  3. 重度(グレード3):筋繊維が完全に断裂し、激しい痛みと筋力低下が起きる。


4. 痛みと炎症

損傷した筋繊維から炎症性物質(プロスタグランジンやヒスタミンなど)が放出され、これが痛みと腫れを引き起こします。また、出血が起きると患部に内出血が見られることもあります。


5. 修復プロセス

肉離れが起きると、体は自然に損傷した筋繊維を修復します。

  • 炎症期(数日間):患部の腫れと痛みがピークに達する。

  • 再生期(1~3週間):筋繊維が再び形成される。

  • リモデリング期(数週間~数か月):筋肉が元の強度を取り戻す。

適切な治療やリハビリを行わないと、瘢痕組織が形成され、再発リスクが高まります。


予防策

  • 十分なウォーミングアップ。

  • 筋力トレーニングで筋肉を強化する。

  • 疲労をためず、適切な休息をとる。

  • 正しいフォームで運動を行う。

ふくらはぎに起こる時

ふくらはぎの肉離れ(腓腹筋やヒラメ筋の損傷)は、以下のような動作がきっかけで発生しやすいです。(僕の場合は膝裏に近いところなので、ちょっと違うかもしれませんが、基本は同じです。)特に突然の負荷や不適切な動きが原因となることが多いです。


1. 急激な加速やジャンプ動作

  • 短距離走やダッシュ開始時の急な加速。

  • ジャンプ動作の際、地面を強く蹴る瞬間。

  • バスケットボールやバレーボールなどで、急に方向転換やジャンプを繰り返す場合。

2. 突然のストップや方向転換

  • スポーツ中に急に立ち止まる動作。

  • サッカーやテニスのように、急な方向転換を繰り返す運動。

3. 下り坂や階段を降りる動き

  • 下り坂を走るとき、ふくらはぎにブレーキをかける力が過剰にかかる。

  • 急いで階段を降りる際にふくらはぎが引き伸ばされる。

4. 柔軟性不足や疲労の影響

  • 十分にウォーミングアップができていない状態で運動を始める。

  • 長時間の運動や立ち仕事の後、疲労が溜まった筋肉が耐えられる力を超える負荷を受けた場合。

5. 突然のストレッチや無理な姿勢

  • ストレッチ中に無理にふくらはぎを伸ばそうとしたとき。

  • 不適切なフォームでの運動や動作。

6. 冷えやコンディション不良

  • 筋肉が冷えた状態で急に負荷がかかると、柔軟性が低下して肉離れが起きやすくなる。

  • 疲労や脱水状態により筋肉の反応が鈍くなっているとき。


例としてよくある状況

  • サッカーの試合で全力で走り始めた瞬間にふくらはぎに激痛が走る。

  • 階段を駆け降りた際に足を引き伸ばして肉離れを起こす。

  • ジョギング中、急にスピードを上げようとして発生する。


私の場合

9月から11月頭にたくさんテニスをしました。試合もシングルス3回、ミックスダブルス2回。普段のサークル以外にテニスオフ行ったり、夫婦でやったり。そして試合の翌日に友人とテニスして、左の膝裏がピリッと来ました。その後はキネシオテーピングしたり、あれやこれやで回復。一週間もかからず、違和感なしにまで戻りました。
そして、そのままシングルス。初戦で同じところを痛めて棄権しました。ボレーに飛びついた瞬間ですね。またも数日で回復。ストレッチしても痛くなかったので2週後のシングルスに参加。今度はドロップショットを追いかけて、またもピリッとやってしまった。次の週にも団体戦があるんですけど・・・。
でも一週間もかからず、ストレッチできるまで回復するんです。今思うと、静的ストレッチと動的なアクションは違うんですけど、何とかなると思ってしまってました。実際、省エネテニスで迎えたダブルスとか、問題なくできてたしなぁ。ここぞと言うところで飛びつきボレーをしてしまい、ジ・エンド。ピリッと言う感じではなく、「ブリッ」という手応え(or脚応え?)があり、これは完全にあかんやつやと悟ってしまいました。

ピリッとした時点で小さく切れて、とりあえず修復して、また切れてと言うのを繰り返して、瘢痕組織ができてしまっていたのかなと思います。唇の横が切れて、塞がって、安心して物を食べようとして、また切れると言うのと同じことをやっていたんですね。ピリッと言うのが2回あったら、もう対策をしなくちゃいけなかったんだと思います。

現在は整骨院で手入れしてもらってますが、傷の部分にまだ塊があるとのこと。慌てずに完全回復を目指したいと思っています。


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