所蔵作品展 MOMATコレクション / 男性彫刻
所蔵作品展 MOMATコレクション / 男性彫刻(コレクションによる小企画)
2020.11.25-2021.2.23
@東京国立近代美術館 本館所蔵品ギャラリー4F-2F(千代田区北の丸公園3-1)
★★★☆☆
眠り展チケットで入場できる、東京国立近代美術館のコレクション展。
これまで何度か企画展のついでに見ているが、ほどよい定番作品と入れ替え作品の比率だなぁと思う。あぁこの美術館に来たなぁって感じるおなじみのものもあるし、こんなのも持ってるんだーっていう新しい出会いがあって。
今回新しく展示が始まったソル・ルウィットの作品は印象的だった。
河口龍夫「関係ー種子、土、水、空気」↓
壁の黒いパネルには趣旨が、床の金属製容器には土、水、空気が入っている。
河原温↓
眺めのよい部屋(休憩室)
藤田嗣治↓
小磯良平↓
ソル・ルウィット「ウォール・ドローイング#769」↓
展覧会HPにはこの作品の詳細や制作風景が掲載されている。
■ソル・ルウィット| ウォール・ドローイング#769 について
当館では2018年度にソル・ルウィット(1928–2007)のウォール・ドローイングを購入し、この作品がこのたび(2020年12月)所蔵品ギャラリー3階の「建物を思う部屋」に完成しました。
1960年代からニューヨークを拠点に、ミニマル・アート、コンセプチュアル・アートの代表的作家として活躍したルウィットは、生涯に1200点以上のウォール・ドローイングを制作しました。しかしこれらは、必ずしも彼自身が描いてはいません。彼は次のように述べています。「アーティストはウォール・ドローイングの構想を立て、その設計をする。それを具現するのはドラフトマンである(アーティスト自身がドラフトマンを兼ねるも可)。プランはドラフトマンによって解釈される。プランの範囲内で、プランの一部としてドラフトマンによってなされる決定がある。ひとりひとりがそれぞれにユニークなので、同じ指示をあたえられても解釈が異なり、違ったふうにおこなわれるだろう」(『アート・ナウ』1971年6月号)。
(中略)
さて、このたび当館の壁面を飾るウォール・ドローイングは、その題名が示す通り約90×90cmの矩形をひとつの単位として、その矩形の中に16種類の円弧、直線、非直線が2つずつ組み合わされ、全部で120通りのパターンによって構成されます。図形が反復とずれによって生み出すリズムは、まるでミニマル・ミュージックを視覚化したような心地よい刺激を私たちの眼に届けるでしょう。
この作品はこれまで1994年パリ、1996年マドリッドで開かれたソル・ルウィット展で制作されたことがありますが(各展覧会終了後に消去)、今回は下記の方々により制作されました。
ドラフトマン:趙幸子
アシスタント:石村正美
平川淑子
ここから「男性彫刻」展。
アントニー・ゴームリー↓
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