ピーター・ドイグ展
ピーター・ドイグ展
2020.2.26-10.11
@東京国立近代美術館1階 企画展ギャラリー(東京都千代田区北の丸公園3-1)
入場料:1700円
★★★★★
ピーター・ドイグ。展覧会のHPなどを見て、「これは私の好きな絵に違いない・・・!」という直感が働き、見に行ってきた。
東京国立近代美術館といえば、(私は)夜間開館日。金土の夜は20時までやっているのだ。そしてとても空いているのでお気に入り。今回も夕飯時に訪れた。
写真撮影はすべてOKだったのでほぼすべての作品を撮ってしまったな・・・。そう、やっぱり直感通りどストライクの絵でした!
↑この作品がいちばん気に入った。最初期の作品。
近づけば何がなんだかわからなくなっていくし、そもそも作品が大きいので普通の距離で見ると最初何かわからない。でも細部を見ているだけでも美しいし、だんだんとモチーフが何なのか分かってきて一枚の絵になっていく感じが好きだ。
船や池など、同じモチーフが全然別の作品に出てきたりする。
↑これは面白い作品。半分は日本のスキーリゾートの広告写真から描かれ、もう半分は「なんか広げたくなったから」付け足されたもの。合わせ鏡のような構図や色味の違いが楽しい。
木製のパーテーションポール初めて見た。足もないし、すっきり。
普通の展覧会よりもベンチが多い気がした。簡易なつくりだったので、急遽増やしたように見える。私が行った時はすいていたけど、混雑しているときは混雑が過ぎ去るまで椅子にすわれるとコロナ対策にもなっていいかもと考えたり。
↑これも別の作品で同じモチーフが出てくる例。
↑ミニマルで、少し日本の屏風絵っぽくもある絵。
以下は、ドイグが友人のアーティストと開いていた映画の上映会「スタジオフィルムクラブ」の上映作品をお知らせするポスター。上映会は毎週開かれ、誰でも無料で参加できた。ドイグ作のこれらのドローイングは素早く描かれていて、おもしろい。
↑東京物語
↑HANA-BI(北野武監督)
↑座頭市
↑なんの映画なのか知らないけど、自由な筆のタッチがすごい好き。
3000円の図録を買ってしまった。。
悩んだけど、装丁がかわいいし展覧会良かったしピーター・ドイグ好きになったし、オンラインで売り切れ多いし今買えばオンラインより安いうえ送料かからないし・・・・っていっぱい理由を作って買いました(笑)
家でも眺めてみて満足したし、大学の時に教えてもらった先生の書き下ろしテクストが載っていました。買ってよかった!笑
展覧会URL