精神的な自立に欠かせないメタ認知力
時代の変化が激しく、大人でも先を見通すのが難しい今、子どもたちにどんな力を身につけて欲しいですか?
私たちが育ってきた過程で重要視されていた力が、今もなお変わらずに重要かと言えば必ずしもそうではないことに皆さんも気づいていると思います。
でも実際に、子どもたちへの関わり方を変えている人はどのくらいいるでしょうか?学校で勉強をして、放課後は宿題をしたり学習塾や習いごとに通い、定期的に評価される。私が小学生の頃からすでに当たり前になっていたルーティンが今も変わっていないのが現実で、子どもたちは一方的に機会を与えられ、知識や情報をインプットすることにほとんどの時間を使っていますし、そこに自分の意志がないことも多々あります。
このような環境で過ごし続けていると、子どもたちは他人軸で生きるようになります。上手くいかなければ他人や環境のせいにしてしまい、それが主体性を阻み、他人の目を気にしたり比較ばかりして精神的に不安定になり、自己肯定感が育まれない。
また、私がなによりもリスクだと思うのは、自分の感情や感覚に気づかす、内なる声を無視することによって自分を見失ってしまうことです。
自分を見失ったまま生きる人生にしあわせを感じますか?子どもたちにそのような人生を歩んで欲しいと思うでしょうか?
なにが君のしあわせ なにをして喜ぶ 分からないまま終わるる そんなのはイヤだ
アンパンマンのマーチの歌詞にある通りです
自分はなにが好きで、なにが嫌いなのか?どんな時にワクワクして、どんな時にザワザワするのか?どんな時にしあわせを感じて、どんな時に恐れを感じるのか?なにが得意で、なにが苦手なのか?時間を忘れるくらいに夢中になっているモノはなにで、どんな要素がそうさせるのか?
自分自身を理解し、自分軸で生きるうえで重要視されているのが、メタ認知力です。
メタ認知力とは、自己を俯瞰的に捉え、自己について理解を深める力。
メタ認知力によって自分をもつことで、安心して自分で感じ、考え、行動することができるようになり、それが主体性を育て、子どもたちの精神的な自立をサポートしてくれます。
また、自分のパターンを把握しておくことで、それを応用してパフォーマンスを高めたり、トラブルが起こらないよう事前対応することも可能になります。
状況や環境に左右されずにセルフコントロールを発揮して、自分を最大限に表現することは、真の自立が求められるこれからの時代には不可欠だと私は考えています。
ただ、大人でもメタ認知力を身につけている人が少ないなかで(そのような教育を受けていないので当たり前ですが)、子どもたちのメタ認知力UPをサポートするのは難しいですよね。脳は外部からの情報を処理することに優先的にエネルギーを使うので、明確に意識しない限りは外部をシャットダウンして自分自身と向き合うことはできません。
また、意識はしてみたけれど、実際にどうやって自分と向き合ったら良いか分からないし、子どもをどうサポートしたら良いか分からないという人もいると思います。
そんな時に活用して欲しいのが質問です!
質問というきっかけがあれば、私たちは考えたり思いをめぐらしたりしながら、自分自身を探求することができます。そのプロセスのなかでメタ認知力が育まれ、精神的な自立の基盤がつくられていくのです。
子どもたちに自立してしあわせな人生を送って欲しいと願うなら、何かを学んだり暗記したりすることと同じくらい、自分自身と向き合うことが大切だということがご理解いただけましたか?
子どもたちがさまざまな角度から自分自身と向き合うことができるような質問をエンパワーメントノートで用意していますので、ぜひご活用いただきたいと思いますし、子どもたちに関わるママやパパにとってもさらなる成長の機会になると嬉しいです。
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