Swing By, Vol. 6: 「編成写真」を撮ってみた(2)- 直線&曲線
こんにちは!Stroll & Snaps のリッキーです。
蔓延防止等重点措置継続中。
三密を回避しつつ、記事に挿入する鉄道写真(編成写真)の撮影練習をしています。
電車という被写体の難しさ
電車という被写体、簡単ではありません。
(1)花とちがって高速で動く
(2)野鳥とちがって圧倒的に長い
。。どうも勝手がちがいます。
編成写真の基本ルール
① 走ってくる列車を
② 列車の先頭から最後尾まで入れて
③ 高速シャッター(1/500 秒以上)で撮ります。
一見簡単そうなのですが、ナメると NG カットを量産することになります。
※ NG カット(最後尾が切れてしまった)
練習地点選び
今回は、相模鉄道の星川駅&天王町駅で撮ることにします。乗降する人の邪魔にならない & 安全に撮れる & 三密回避しやすそうな & 電車全体を見通せる場所を探しました。
(所用で外出する機会を利用して撮影します。早く安全に&安心して活動できる状況になりますように。)
星川駅は、数年前に高架化されて新しくなりました。直線的に並んだ編成が撮れそうです。
一方、天王町駅は、駅にさしかかる手前の曲線が有名らしい。行ってみます。
設定
電車撮影に良さそうなレンズとか持っていません。手元にある機材を駆使して撮ります。
TV(=シャッター速度優先AE)に設定。シャッター速度は、前回の「方向幕問題」での考察に沿って 1/500 秒にしたいところ。
ところが。
今回の路線には、1/500 秒に追いつかないスローなディスティネーションサイン(=方向幕)が存在するらしい。。
被写体ブレも気になりますが、ひとまずやや低速(1/250 - 1/320 秒)で撮影して状況を見ることにします。
直線を撮る
星川駅。下りホーム横浜寄りから上り電車(横浜行き)を撮ります。
晴天。暖められた空気のゆらぎが遠くに見えます。
直線。10 両編成。先頭から最後尾まで約 200m あります。
被写体ブレはおおむね回避できているようです。ディスティネーションサインも読み取れます。
上りホームに移動。二俣川寄りから下り電車を撮ります。
駅から離れていく上り電車も画に入りました。
曲線を撮る
天王町駅に移動。
下りホーム二俣川寄りから上り電車(横浜行き)を撮ります。線路に沿って電車が曲線を描きながら駅に入ってきます。
※ 1/250 秒で撮影。
ここで問題発生。このシルバーメタリックの電車、ディスティネーションサインが 4 割ほど黒く抜けました。シャッター速度は 1/250 秒。ということは、1/150 秒くらいに設定しないとクリアに撮れない計算です。
うーん。。 1/250 - 1/320 秒で問題なくいけてる被写体が多い中で、そこまでスローな少数にはつきあいきれない。。
「歩留まり率の問題」と割り切って、シャッター速度 1/320 秒でいくことにします。
※ 1/320 秒で撮影。
上りホームに移動。ホーム中程から下り電車を撮影。こちらも電車が曲線を描きながら駅に入ってきます。
もう一呼吸待ってからシャッターを切ってみます。
勾配の変化に加えて左右のカーブを含んだ複雑な曲線を描く編成写真になりました。
今日はこのへんで
練習終了。
(編成写真の範疇からは外れますが)後ろから電車を見送る画も撮ってみました。電車が駅から離れるシーンにはちょっとした風情があります。
※ 実際の乗車経路に拠り適正に運賃精算しています。
※ 花の写真:フレンチラベンダー(2021 年 5 月撮影)
※ 野鳥の写真:シジュウカラ(2021 年 2 月撮影)ハクセキレイ(2022 年 2 月撮影)
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