今のばっしょーを目に焼き付ける〜ネタバレの少ないTRYツアーのはなし(たぶん)〜
ばってん少女隊のツアーで東京がいちばん最初なのは珍しいと思いながら、会場には慣れたけど治安の悪さには慣れないzepp shinjukuへ足を運ぶ。
(いつもと道順を変えてみたけど、歌舞伎町は歌舞伎町だった。)
ちゃんせたが「感想(ふふん多めでお願い♡)お待ちしてます🫶」と呟いてたので、フンフンしながら感想を書く。
不安な人は薄目で見てくれ👀
⚠️曲名は伏せますがまあまあしっかり書いてます
本編のおはなし
ちゃんせたの卒業が発表されてから一ヶ月足らず。
まさかこんな早々に今の6人の集大成と言わんばかりのライブが行われるとは思わなかった。
二部の最後で理子ちゃんが言う「メンバーみんなで考えたライブです」との言葉に全てが詰め込まれていたが、この6人で見せたい曲を全部やるんだ!という意気込みが感じられるようなライブだった。
一部と二部で随分曲の入れ替えがあり、体感で3分の1は変わっていたんじゃないかな?と思うほど。思い出補正かな。
一部は上手の女限エリアにてメンバーの衣装の細部まで分かるほどの近さで、二部はほぼ最後方にて後方彼氏面をしながら見る。
マクロとミクロ、どちらで見ても魅力がどばどば見つかるのはばっしょーライブの好きなところだと再認識した。
(最後方ブロック、準備体操してる人とかいてめっちゃ荒れそうで怖いなあと思っていたら全然そんなことなくて、ばっしょー現場の治安の良さを思い知りました。少年たち、疑ってごめんね。)
一曲目のフフーフフンフフフーフフンフーで「そりゃTRYツアーだもんな!」とボルテージが上がる。
この曲のかわいいメロディーに対して単語がゴツメなのがとても好きなポイントである。理子ちゃんの「鹿っの、骨っの、罅っも」とゴツいワード3連続をスタッカートで軽やかに歌う部分が大好きだ。
この曲の初っ端からりるあちゃんとガッツリ目が合って、「あー、いるー!」と声が聞こえんばかりのお目目のぱっちり具合と笑顔に、私は早々にとろけました。
その後の給水タイムでもちょうどりるあちゃんの給水0番ポジだったため、水飲み中のりるあちゃんとばっちり視線が絡みあい、ハートをもらい、私の身体の中の水分が一気にジョワっと蒸発しました。(この後めっちゃ水飲んだ)
3曲目のフンフフフーフ!では、イントロで青のレーザーが客席に向かって水面のように広がっていき、ばっしょーお得意のレーザー演出の始まりが告げられているようでワクワクしてくる。
リリイベに通い詰め始めたのはこの曲あたりからなので、イントロを聞くと興奮する体に作り変えられてしまった。パブロフのりるあちゃん。
やってTRYコーナーが間奏に挟まるフフフフフンフとフフフンフッフーフンフフーはツアーならでは!という曲選。
後者で落ちサビ歌唱に選ばれたりるあちゃんの歌声が歌詞も相まって最高にかわいすぎた。そして理子ちゃん(多分)の「かわいい!」が被せ気味に入ってきて笑ってしまった。
コールの「せ、せ、瀬田さくら!」は一部で多分ちゃん瀬田推しの後ろの女性が魂の限りの叫び声を上げていてぐっときたし、二部では後方で多分初見の人たちが「う、う、上田理子!」で今のなに?という空気でざわついていて分かる〜となった。初見だと絶対きょとんとなるよね。
一部のOiSa衣装で披露されたフンフとフフフ、フンフフンフッフフ!はばっしょーにがっつりハマりだしたりるみゆ加入の頃を思い出して目頭が熱くなる。
お姉さん4人も当時より大人っぽくなり、りるみゆは言わずもがな。3年前のメンバーが一緒に踊っている残像がまるで現在のメンバーと溶け合っていくようで、不思議な体験だった。
フフフンはほんと好きすぎて、ポジショニングが定まった瞬間に「そのフォーメーションは〜!?!?」と心の中で悲鳴をあげてしまう。
今回のツアーの演出の象徴だったであろう、フフーフフーフフンフでのちゃんせたと理子ちゃんのお姿。
現れ方もかっこよかったし、メンバーが倒れてちゃん瀬田だけが立っている姿は「ドラクロワじゃん!」と興奮した。
この曲の中で理子ちゃんとりるあちゃんだけダンスをする箇所があるのだが、床に手をついてしゃがんで足を繰り出すところでりるあちゃんの色気が突然ぶわっと溢れて気を失うかと思った。イツノマニソンナニオトナニナッチャッタノ…
最後のフフンフンは二部のメンカラ衣装、焚かれるスモーク、背面からの白く強いライトで戦隊モノ感が出ていて私の中のトクサツヲタクが湧き上がった。
ちょうどそんなアクスタも出たところだったし、あの戦隊モノ感は結構意図的ですよね…?
▼そんなアクスタ
アンコールのおはなし
アンコール、両部で全曲入れ替えるなんて思わないじゃん!
一部は明るい曲調で始まるフッフー。この曲はどうしても星野蒼良ちゃんがアイドルとしての最後の一曲に選んだあの日の印象が強すぎて、強烈に「卒業」と結びついてしまう。
「きっと誰も悪くないよ」とか、ちゃん瀬田のささくれを撫でるような歌い方とか。赦しを与えるような曲である一方で、自分にささくれがあることを気づかせるような曲でもあって、私にはやっぱりむごさを含む曲に思える。でも、そのグロテスクさも含めてこの曲の魅力でもあるのだ。
あと、みゆちゃんの「ブルーに染まるのを見ていた」の歌い込みっぷり…。え、今日が卒業ライブじゃないよね??
二部は足と手のクラップで始まるフンフー。
7周年ライブの最後に披露されたっきりで、ちゃん瀬田が卒業するまでにもう一度今の6人で聞きたいと切望していた。していたけど、こんなに早く聞けるとは思わないじゃん!心の準備が全くできていない!え、今日がツアーファイナルの日だっけ??
理子ちゃんとりるあちゃんがまずユニゾンで歌い出した瞬間から、もう自分の感情の置き所が分からなくなる。
7周年の時には埋もれ気味だったりるみゆの声もバランスが揃ってきて「6人のフンフー」になっていて、でもまだちょっぴり不安定で。
この曲はばっしょーの剥き出しの現在地のような曲だ。
2年前から成長した姿を見られてよかった気持ちと、もっと年数をかけて熟成された姿を見たかった気持ちがかき混ざる時間だった。
卒業のおはなし
ちゃん瀬田の卒業発表の日、ショックを受けはしたものの瞬発的なもので、ずっとちゃん瀬田が卒業するという実感が全く湧いてこなかった。
発表後のリリイベにも足を運んだけど、いつも通りのばっしょーで、あの発表は夢だったんじゃないかとも思った。
しかし、TRYツアー初日にして真正面からはたかれた。卒業の日は刻一刻と迫っているのだから、今のばってん少女隊をしっかり目をかっぴらいて見ろ!と言われているみたいで、今まで滞留していた気持ちがぶわっと溢れ出てきてしまった。
ライブが終わった後、こんなにすごいツアーなのになんで辞めちゃうのという悲しみと、辞める前にこんなにすごいツアーを作り出してくれたことへの感謝の気持ちがずっとないまぜのままである。
多分私は、12月のその日までこの迷子みたいな気持ちを抱え続けていくんだろうなあ。
🦌🦴
▼ライブ後の行き場のないテンションの余韻