合計21日間、総移動距離6,000kmに及ぶ日本半周旅行総集編
2023年の夏、大学1年生になった私は、西日本を一周する日本半周旅行に出かけました。総移動距離は6,000kmにも及びます。毎日の様子をnoteのマガジンにまとめましたが、今回はその”総集編”です。
改めて、今回の旅行の趣旨を簡単に書いておこうと思います。
正直、行きたい場所が多すぎて、3週間では時間がとても足りません。今回は初めての長期旅行ということもあり、「下見」のような形で回れたらいいなあと思っていました。実際、行きたくても時間の都合上行くことがかなわなかった場所が非常にたくさんあります。またいつでも行くことはできますので、またそのときにとっておこうと思います。
予告編
長期旅行を予告する記事を書きました。noteを継続して書く!という私なりの決意表明のつもりでもありました。ちなみにサムネイルの写真は、日光田母沢(ともざわ)御用邸記念公園を訪れたときのものです。
note編集裏話
旅行中は毎日朝10時ごろに、2日前の記事を投稿していました。これは、記事を書く時間を確保するためです。パソコンを列車の中で開き、本文を書いてサムネイルを作る。そこまで大変な作業ではありませんが、それなりに時間はかかります。インターネットにつながりにくい山間部などを多く通過しましたので、編集環境の確保が難しかったのです。
記事の中で、その場所に関する説明などを、どこか信頼できるソースから引用しているのは、自分で仕入れた薄い知識を下手に書くのはコスパが悪く、中途半端よりはいいだろうという判断によるものです。もちろん、引用元を明記し、正しく引用することを十二分に心がけました。
サムネイルはフリーの動画編集ソフト「AviUtl」を、日々の収支の管理にはGoogleスプレッドシートを使用しました。くわしいスクショなどはこちらで記事にしました。スプレッドシートは特に「自慢の一品」です(笑)。
第一章 新潟方面
【第1日】長岡花火大会(東京〜長岡)
東京から長岡までは、青春18きっぷで普通列車に揺られて5時間かかりました。花火はとてもいい場所で見ることができ、大満足の1日でした。
この日の記事は、「今日の注目記事」に選ばれました。ありがとうございます。
【第2日】弥彦温泉(長岡〜東京)
新潟県の温泉地の中でも比較的容易にアクセスできる弥彦温泉に行ってみました。
日帰り編
清水の街でまぐろに舌鼓
この日は青春18きっぷで日帰り旅行。駅から歩いてすぐのところでまぐろの漬け丼をいただきました。
日本半周旅行
いよいよ西日本を一周する3週間の幕開けです。1日の予算を9000円とし、余ったら翌日以降に繰り越し、前借りもありとするというルールのもと旅行を継続しました。
【第1日】寄り道しながらひたすら移動(東京〜福井)
まず最初に行った熱田神宮でおみくじを引いたらまさかの「半吉」。「小吉」や「中吉」との関係性が不思議でした。
【第2日】東尋坊と天橋立
ネットカフェのナイトプランを適用しようと、「遅寝早起き」にしました。旅行の疲れはここから始まることになる・・・なんて、このときにはつゆ知らず。
【第3日】甲子園決勝を現地で観戦
この日のハイライトはなんといっても夏の甲子園決勝、慶應対仙台育英の試合を慶應側スタンドで観戦したことでしょう。ネット上では賛否両論あるようですが、「若き血」が球場いっぱいにこだまし、大迫力でした。
謎の支出620円分の原因はいまだに明らかになっていません。どうやら何かに払ったことは事実のよう・・・?
【第4日】金沢へ1泊2日旅行のはじまり
「サイコロきっぷ」という破格の切符で、大阪と金沢を特急で往復する1泊2日旅行。日本半周旅行を少し離れた格好です。
この日に泊まったカプセルホテルが素晴らしすぎました。きれいな上にとんでもなく安いのです。びっくりしました。
【第5日】金沢を散策して関西へ帰る
8月の終わりの方で、日差しが強く、暑いんです。金沢城を軽く見学してから、特急列車で京都に行った1日でした。夕飯は京都の河原町でにしんそばをいただきました。この旅行で3本指に入るおいしさでした。
【第6日】「日本一おいしい」らしい和歌山ラーメンを食べに行く
和歌山ラーメンは「日本一おいしい」とテレビで紹介されたことがあるらしく、こういうものに弱い私はさっそく行ってみました。日本一かどうかはおいておいても、おいしかったです。
夕方には日本最大の宗教都市・奈良県天理市を見物。私の家も私自身も天理教でも何教の信者でもありませんが、なかなか興味深かったです。
【第7日】世界文化遺産・姫路城を見学
奈良を出発して夜には岡山に行くという移動の1日。ついでに姫路城に行ってみた、くらいです。岡山で宿泊したホテル「The OneFive」が安くてとても過ごしやすく、アクセスもよく素晴らしかったです。文句なし。
【第8日】しまなみ海道をサイクリング
この日からの3日間は「若者限定四国フリーきっぷ」を使った四国1周の旅。初日は自転車を借りてしまなみ海道をサイクリング。瀬戸内海の絶景に癒されながら自転車をこぐという、体力を非常に消耗する1日でした。
【第9日】道後温泉本館で温泉につかってのんびり
道後温泉本館に行ってみました。工事中ではありましたが、日帰り入浴は実施していたので、入ってみました。内装が厳かで、いい湯でした。
【第10日】列車から秘境を気軽に見物
特急列車に乗り放題の切符を持っていますので、あまり辛くはありませんが、この日もひたすら移動の1日。徳島では阿波おどり会館に行きました。
※ ためてきたPayPayポイントで支払ったためです
【第11日】原爆資料館とお好み焼き。典型的な広島観光の1日
この日の宿泊先のチェックイン時間の都合で行く場所が制限されてしまい、結局広島市内を観光しただけでした。原爆資料館では、外国人の方がじっくり見ていらしたのが印象的でした。
【第12日】佐賀・呼子町でイカを食べ、おしゃれ図書館にも行ってみる
佐賀県唐津市の北部にある呼子町は、イカが大変有名で、踊り食い発祥の店があることでも知られています。奮発して食べに行こうと思ったのですが、悪天候のため漁ができずに踊り食いの提供はないとのことでした。残念ですが、またくるときの楽しみが増えました。
【第13日】熊本ラーメンを食べて市内をおトクに観光
この日は佐世保から九州を南下し、熊本まで行きました。マー油が特徴の熊本ラーメンを食べ、地震の影響が色濃く残る熊本城を見学してみました。
【第14日】一大温泉地・別府で温泉を満喫
熊本から九州を横断し、別府へ。温泉が吹き上げる「地獄」を見てから公衆浴場に行きました。
【第15日】レトロの街・門司港を散策してから博多で一蘭を食べる
福沢諭吉のふるさと・大分県中津を散策したのち、関門海峡に面する門司港へ。夜はそのまま移動し、一蘭の本店でラーメンを食べてきました。
【第16日】福岡タワーと一蘭を食べるだけののんびりな1日
ここのところ天気が悪く、どこかに行く気にもなりませんので、福岡空港でお土産を物色したり、ぬれずに行ける場所に行ってみたりと、のんびりな1日になりました。
【第17日】宮島を観光する長期旅行最終日
もともとは山陰方面へ行く予定でしたが、天候の都合でとりやめ、先日広島に行った際に行くことができなかった宮島に行ってみました。2時間ほどで帰るつもりが、気づいたら4時間くらいたっていました。居心地の良い街でした。
疲労がたまり、当初3週間を予定していた日本半周旅行を岡山に着いたところで終わらせることにしました。あとは寝台特急「サンライズ出雲」号で帰りたいと思います。
【第18日/おまけ】出雲大社に行ってから寝台特急でいよいよ東京に帰ります
先日みどりの窓口に問い合わせたところ、たまたま寝台特急「サンライズ出雲」号の空席があることがわかり、購入してしまいました。せっかくなので出雲まで行き、始発から乗りに行きました。
今回の旅行の総支出額について
第18日を除いた17日間で使った金額は、17万6,669円でした。お土産代なども含まれていますが、おおよその1日あたり1万円程度で生活していたことになります。
番外編まとめ
1,時刻表のブックカバーの話
乗り換え案内アプリだけでは追いきれない接続があるものなので、時刻表はどうしても紙媒体のものを使用したかったのです。ただ、かばんから何度も出し入れしていると、表紙がぼろぼろになってきます。そこで、ブックカバーをつけることにしたのです。
旅行終了時点で、時刻表本体への損傷はほぼなし。このブックカバーはずいぶんと頑丈です。
2,note編集裏話
3,持ち物大公開
記事のタイトルの通りです。私なりに最小限にした荷物の中身を書きました。
旅行を終えて
今回の旅行で、訪れていない都道府県は青森、秋田、山形、鳥取、沖縄の5県のみとなりました。このうち鳥取県については列車で通過し、このあと青森と秋田には旅行に行きましたので、足をまったく踏み入れていない都道府県という意味では山形県と沖縄県のみとなりました。
東京と東京以外の都市の決定的な違いは「人の数」と「夜のはやさ」だと思います。県庁所在地のターミナル駅前のデパートなどに入居しているお店のラインナップは東京とあまり変わりがなく、不便を感じることはありませんでしたが、人が少ないなあと感じました。岡山駅の地下改札前の地下街はシャッター街と化していて、「テナント募集」の文字も掲げられていました。
また、夜10時にもなると街が静まり返り始めます。私は東京・渋谷の飲食店(居酒屋ではありません)でアルバイトをしていますが、夜9時から10時くらいが混雑のピークです。県庁所在地の繁華街の真ん中にあるお店でも夜8時で閉店となっているのを見て、夜のはやさを感じました。
長期で旅行をしていると日付と曜日の感覚を失います。今日が何日目なのかもわけわからなくなります。しかし、9月に近づくにつれて学生が増え、学生が多かったり朝ラッシュにそうぐうすると今日は平日かあと思ったり。
季節の移り変わりも実感しました。岡山の後楽園には旅行の序盤と終盤で2度訪れましたが、2度目のときには紅葉がすすんでいました。後半は涼しい日が増えましたし、とんぼが飛んでいて秋の訪れも感じました。
また、継続力のない私がこれほどnoteを継続して書くことができるとは思ってもいませんでした。「スキ」が思いがけずたくさんいただけると嬉しいものです。
今後も継続して発信していこうと思いますし、来年の冬にもこりずに東日本と北海道へ、同じような形で長期旅行に行きたいと思っています。
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは。
〈執筆:R〉
※ これは連載記事「日本半周旅行 in 2023夏」の一環です。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?