心が折れた時にどう立ち向かったか
結論からお伝えすると、
心が折れたと自覚した時に言葉にする
心を落ち着けるためのルーティンを作って使う
ということを行うことで、心が折れた時にもある程度の時間があればまた立ち向かえるようになりました。
僕の場合、心が折れたと自覚したら「ふぅん…」などと言い、心が折れている状態であることを口に出すことでより認識します。
その後、立ち上がり大きく伸びをします。可能なら作業を止め、新しいコーヒーを入れて飲む。
ここまで出来るとかなり気持ちがスッキリし、また立ち向かえるようになりました。
この話は「Googleが出しているデータアナリティクス講座なら、今後の人生に役立つかも?」と考えて取り組んだら何回も心が折れた話と、その心が折れた時にどう立ち向かって目標達成(実際に取得)したかについて書いた話です。
でも、冒頭でこの話の重要な部分の99%を書いてしまえたので、もし手法だけ知りたかった人はこの辺りでそっと閉じていただいても大丈夫です。
話を続けます。
ベースはGoogleデータアナリティクス認定証の取得関連の話ですが、何回も心が折れて立ち向かった経験は得難いものだったので、書き残しておきたいと筆を取りました。心が折れた理由とその解決策、という書き方をしたので、同じ理由で心が折れた場合、解決できるかもしれません。
かかった費用と使ったサービス・ツール
Googleデータアナリティクス認定証取得が気になる人向けに、かかった費用は0円でした。もう一度言います。かかった費用は0円です!
使ったサービス・ツール
コース内で使うサービスやツールを除けばこの3つでした。それぞれ0円で使える範囲で対応できたんですが、課金したらより便利に使えます。
また、コース登録がたまたまキャンペーンで0円で受けられるというタイミングでした。そのため、取得にかかった費用はほんとにほんとに0円でした!
Notionは学習のふりかえりメモとして。
DeepLはちょこちょこ出てくる英語の日本語訳用。
YouTubeは学習前にテンション上げるために好きな動画見たり、不安が入る余地を減らすために。
こんな感じで3つのツールを使いました。
念の為にもう一度。かかった費用は0円です!
ただし、今は同じキャンペーンはやっていないようです(2024年4月13日現在)。でも今はリスキリングについての支援が増えていますし、また行われる可能性ありそうです。この記事読んでおいて、日本リスキリングコンソーシアムを定期的にチェックするのもいいかもしれません。
Googleデータアナリティクス認定証を取って何が変わったのか
なんとなくですが「1.他人への依頼の仕方や伝え方が変わり」「2.仕事の手戻りが減り」「3.残業が減った」という感覚があります。特に2と3は数字にすることができたので見比べてみると、明らかに改善していました。
話の前提を揃え、今何を考えてほしいか、判断してほしいかを明確にする努力ができるようになったように思います。その結果、他人とのやりとりで伝わっている手応えを感じるシーンが増えたり、仕事の手戻りがなくなる≒残業が減るという流れです。
身につけたはずのデータ分析が活躍したシーンはまだないです。予期せぬ副産物の恩恵が非常に大きかったように思います。
現状を変えたい。もっと言えば転職を考えている、と言った人にはこのGoogleデータアナリティクス講座は役に立つ可能性があります。
実際にかかった時間は80時間
6ヶ月(180日)が目標&プログラムが155時間なら、1日約1時間やればできるな、というのが最初の皮算用。終わってみたら約80時間と半分ぐらいで終わりました。
半分で終わった理由は、
すべてのプログラムがweb上で進められる
自分の進めたいタイミングで進められる
Notionにふりかえり用メモをまとめ、試験に臨む準備を並行して行えた
上記3つがあるので、試験の制限時間をMAXで使わなかったり、資料確認の時間を大幅に短縮できたから、と考えられます。
なぜGoogleデータアナリティクス認定証?
X(旧Twitter)を見ていたときにたまたま流れてきたものを見たことがきっかけでした。どうも日本リスキリングコンソーシアム経由なら、月額39USDのものが無料で受けられるらしいぞ、と。
そして、大半の受講者は6か月以内に修了しているとのこと。そうなってくると金額いくら?と計算したくなってきますよね。
39USD×6ヶ月=234USDの受講料、日本円だと35,849円ぐらい。
(24/4/12時点の計算)
「35,000円が無料か〜。Googleだし、安心だよな。これ取ったら、今の本業と副業でもっと何かできるようになるかも!なんなら新しい仕事にも繋がるんじゃない?」と安易に考え、申し込みました。
この時はうきうきで、何回も心折れることなんてまったく予想してなかったんですよ・・・
コースの概要
『Googleデータアナリティクスプロフェッショナル認定プログラム』というのが正式名称。そのプログラム概要は全体で8つのコース、合計155時間+α目安、というものでした。+αはポートフォリオ作成などです。ここは合計時間の計算に入っていないようでした。各コースの概要は下記です。
1. 基礎知識:データはあらゆるところにある:5モジュール11時間
2. データに基づいた意思決定を行うための問いかけ:4モジュール16時間
3. 探索用データを準備する:6モジュール21時間
4.「ダーティー」なデータを「クリーン」にする:6モジュール20時間
5 .データを分析し、答えを導き出す:4モジュール24時間
6. データ可視化(ビジュアライゼーション)による、データの共有:4モジュール23時間
7. データ分析とR 言語:5モジュール34時間
8. 学びの総仕上げとしての最終課題:ケーススタディ:4モジュール6時間
心折れた理由1_アカウント何個も持つのって怖い
「何で日本リスキリングコンソーシアムのアカウント作って、さらにCourseraのアカウント作らなきゃいけないの!?」
メンタル弱い自分はまずここで1回心折れました。
アカウント作成は、音楽聴きながらの作業がおすすめ
そんな時に助けてくれたのは音楽でした。音楽をかけることで、意識を少し音楽が引っ張ってくれるため、ネガティブな感情を頭が占める割合を減らせていたと思います。
この後何度となくアカウント作成をする場面が出てきます。海外サービス・ツールを使うために必要なのですが、英語で書かれたサービスのアカウント作るのって怖い!!でかでかとFree!って書いといてほしい!
そんな気持ちと闘い出した時は、音楽を聞くことで持ち直せたことが多かったです。自分がテンション上がる音楽や作業の時に聞きたい音楽などをいくつか用意しておくことをおすすめします。
利用規約は翻訳かけて読もう!
プログラム内で使うことになるサービス・ツールは、基本無料で使えるものなので安心してください。
それでも、いつ利用規約が変わるかはわかりません。もしこの記事を読んでから始めようとしている方がいらっしゃったら、ぜひ利用規約を日本語訳してサッと目を通していただきたいです。ここではDeepLという無料で使える翻訳ツールがおすすめ。
心折れた理由2_ふりかえりメモを作っていなかった
ノートに書くのは自分には合わなかった
始めた直後は、手元のノートとかに要点書いたりしていました。そうして迎えた練習問題という名のテスト…70%しかとれなかったです。80%が合格ラインのため、後10%足りない。
じゃあ手元のノート見ながらやればいいじゃないかとやるんですよね。動画とかで講師もおすすめしてくれてる手法だし、こんな楽なテストはないわと。
で、気付く訳ですよ。あれ、俺ってノート上手くまとめられてないぞ?勉強得意じゃないんだった!この問題のやり方、ノートのどこに書いてあるんだ???わからん!
ここでいったんパソコンをそっ閉じし、「今日はテストに取り組んだだけ偉い!」なんて自分をごまかします。で、コーヒー入れて一服する頃に、それでは何も変わらないと現実を見るのですが・・・どうしよう?と。
仕事と捉え、Notionを活用
そこで「これはもう仕事だ。覚えられないできないはただの言い訳だ」と自分に言い聞かせてみます。どうやったら今のこの課題を解決できるだろうか?普段の仕事ではNotionを使っていたことから、Notionを使うことにしてみました。実際のNotion画面はこんな感じです。
Notionの使いやすさがメモしやすいのです!これはぜひ他のことでもNotion使ってもらうのがおすすめです。
心折れた理由3_関数やプログラミング言語ってイーってなる
コースの中でがっつり関数やプログラミング言語を使ってデータ処理していくシーンがあります。得意な人にとっては何ともないのかもしれません。苦手な自分にとっては、ちょっとした入力違いでエラーが出ると「イー!!」って歯を食いしばった感じになります。
機械への処理依頼ってあいまいさを許してくれないんですよね。空白だけでもエラーになったりって、何でやねん!って何回1人で言ったことか。
赤ちゃんを相手にしていると思おう
相手はこっちの事情なんておかまいなしです。まるで赤ちゃんのよう。じゃあもこっちだって機械を赤ちゃん扱いしてやんよ!
エラー出たら「えぇぇ、何かあった?空白でもあった?それともスペルミスってる?構文違ったり?そもそもご機嫌ナナメなの???」と口に出すようにする訳です。
これ、自分が思っていたより効果あったんです!まずイライラがかなり減りました。次に、原因と思われることをこうやって口に出しながら1つ1つ確認していくことで、エラー原因に迫っていけるんです。それで、「あぁ、ここが原因で泣いて(エラー)たんだな」とか言って直していくと、また作業を進められる。自分なりの対応策を考えておくのがよかったのかもしれません。
心折れた理由4_英語できない
これはも説明するほどのことはないのですが、英語できないんです。DeepLがいてくれるけど、ちょいちょい英語はこっちの心を折ってきますw特にアカウント作成と絡んでくるともう・・・
DeepLに頼ろう!
心折れた理由1でも触れたDeepL。無料で使わせてくれるのにすごく仕事してくれます!英語出てきたらノータイムでDeepL先生に頼りましょう!
ちなみにコースのほとんどは日本語訳されています。コースによってはまったくDeepL先生に頼らなくていいのですが、頼る時はめっちゃ頼ります・・・もう頼り倒しましょうw
心折れた理由5_学習習慣ついてない&本業の繁忙期&副業
ふだんもちまちま勉強しているから大丈夫だろうって考えてたんです。でも、学習習慣がついていなかったからか、ちょっとずつしんどくなってきました。本業も繁忙期に入ったり、副業で瞬間的に忙しくなったりが重なったタイミングにポキっといきました。
「何でこんな辛い思いしてまでやらなきゃいけないんだ?この認定証取ったからって何が変わるんだ???」そう思ってしまって、1週間何も動けなくなった時が出ました。
期待に応えられる自分でいたかった。それを貫くことにした。
今の副業がお声がけいただいて始まった副業だったので、そのお声がけくださった人の期待に応えたい自分がいるんです。何か役に立てることないかって。また、本業でも正論言いがちな自分を評価してくれている人がいて、同じくその人の役に立ちたくて。
でも自分のスキルって即効性があったり目に見えてわかるようなものじゃなくて、「前よりちょっと楽になったかも?」って感じなものが多いんですよ。だからこそ、少しでも権威性欲しかったんだなって。「あの人はGoogleのデータ分析とかの認定証持っているから、信頼できるね。」ってなると期待してくれてる人が誰かに自分の有用性について言われた時に答えられるんじゃないかと考えたんです。
結局はエゴ。でもそのエゴが誰かの役に立てるんだったらいいんじゃないか?正論でぶん殴るより偽善でも誰かの役に立つなら偽善でいいじゃないか。やりたいことやって死んだ方が自分の人生を生きたって言えるじゃないか。
そう開き直れてからは、心折れる度に「はいはい、心折れた折れたー。ちょっとタイム。コーヒーブレイクっすわー」って言って、心折れたことをあえて自覚することでメンタルケアができました。「そういうこともあるわな、人間やし。」とか某キャラみたいに「ふぅん・・・」って言ってみたり。
意外とこの行動、何言っているかわからないおじさん、おばさん対応の時にも有効です。感情コントロールにこの手法は向いているのかも。
最後に
1人の社会人のリアルな学びの話として、「アホやな〜」と誰か1人でも笑ってもらえたら嬉しいです!
読んでくださり感謝です!
またどこかで会いましょう!