プロフィール更新。
こんにちは、きくちきよみと申します。
税理士です。
noteを始めて5か月経ったので、プロフィールを更新します。
プロフィール。
埼玉県出身。上智大学外国語学部卒業。
言語の発音を真似するのが好きで、小学4年生からNHKのラジオ語学講座を毎日2時間以上聞いていました。好きになった順番は、英語→フランス語→ロシア語→スペイン語→ドイツ語→イタリア語→中国語→韓国語→フィンランド語(フィンランド語のラジオ講座はなかったので、市民講座に通いました)です。
高校時代に、米原万里さんというロシア語通訳者の方の本を読みあさり、行ったことのないロシアという国に興味と憧れを抱きました。
大学時代は、"地獄のロシア" と呼ばれたロシア語学科で留年しないように、これまでの人生で一番必死に勉強しました。
大学在学中に演劇サークルで照明係を担当しましたが、面白い上にギャラをもらえると知り、大学在学中から舞台照明の仕事を始めました。
特に「ムービングライト」というプログラムで動く照明機材は今は誰でも使えますが、当時は最先端でした。その最先端機材をおもちゃのように自在に操る照明さんに出会い、大学卒業後フリーランスの期間を経て、その方の所属する会社に入社。照明の仕事にのめりこんでいきます。
わかりやすく、挫折。
好きな仕事で、お金がもらえる仕事。天職だと思っていました。
それでも、そう簡単にはいきません。
現場では誰も親切には教えてくれず、技は先輩の動きを見て盗んで習得するしかありません。
7時入り&29時終わりのようなハードな現場が続く中、重いものを正しく持ち上げる方法も知らずに見よう見真似で作業をし続け、現場で腰を痛めて立ち上がれなくなりました。数か月休んで治療をして現場に戻るも、本調子にはならずに自ら現場を降りることになります。
私生活でも近しい人を立て続けに亡くし、あっという間に心が折れました。
そのようなときに、当時の会社の社長が「経理でもやってみる?」と提案してくれたのが始まりでした。
当初は、経理の仕事を過小評価していた。
当時の自分にとっては、外に出て顧客の満足を直に得るのが、”仕事” でした。内勤の仕事など、仕事のうちには入りません。それでも「稼いで生きなくてはいけない」という一心で、経理の仕事を始めました。
始めてみると、経理の工夫次第で売上を増やせることが、素人にも簡単にわかります。また、ツールを選べば、従業員の事務作業の手間も減らすことができることもわかりました。
なんだ、経理、すごいじゃん。
簿記2級の資格をとり、その後、すぐに税理士試験の勉強も始めました。ただそれはポジティブな理由ではなく、ひとり経理時代にお会いした税理士さんの仕事に対する姿勢に納得がいかず、「とりあえず自分が税理士になって見返してやろう」と思ったのがきっかけでした。
なぜ、noteを始めたのか?
10年近く勤務してきた税理士法人の代表になり、改めて自分の仕事について考えました。
始まりはネガティブなきっかけでしたが、今は、むちゃくちゃ面白い仕事だと思っています。
自分自身は「税理士がいなくても、誰でも簡単に税務申告できる」仕組みが望ましいと思っています。それでも、「新しい何かに挑戦したい」「新しいサービスを世の中に提供したい」という企業が専門家の意見を聞きたい時には、今はまだ必要な職業であるとも思っています。
税理士はたくさんいて、それぞれの税理士の強みは十人十色です。
だから、必要な税理士が、必要な場所にフィットする世の中になれば良いと思っています。
ホームページなどでは説明しきれないので、「自分はこういう税理士です」という説明用に、このnoteを始めました。
「強い経理のつくりかた」について。
私自身は税理士ですが、税務について考えるよりも、まずは「経理」について考えるべきだと思っています。経理が、会社経営の基礎だからです。
なぜ経理が大事なのか、どれほど大事なことなのか、これまでの経験などを踏まえて丁寧にお話できれば良いと思い、自分の中での整理も含め、noteを書いています。
なお、自分の経験は、零細企業・中小企業・IPO準備会社・上場企業子会社、という規模感に基づいているので、上場企業の方の感覚には合わないかもしれません。
中小企業の小規模経理さんや経営者の方の何かの役に立てば幸いです。