字の上手い下手は関係ない!藁筆で誰でも味のある字が書ける新しい「書」のスタイル「藁書®」を多くの人に知ってもらいたい

稲藁の茎を束ねて作った不思議な見た目の藁筆を使うとまるで魔法のように楽しい「書」ができあがる喜びを拡げたい。

藁書®は奈良県の宗師が約10年前から地元の公民館など数か所でこじんまりと教室をされてしていました。町の文化祭で生徒さんの作品を初めて見た時、書道講師である私は大変衝撃を受けました。書の常識を逸脱したとても自由な表現で素晴らしいと思いました。毛筆には毛筆の伝統があり、表現にも制約があるようで堅苦しさを感じてなかなか枠から飛び出せなかった私は藁書の世界に飛び込みました。夢中で学び、第一号の弟子として講師資格を取得しました。藁筆という筆を持てば誰もがアーティストになった気分で楽しく趣味の書作品を生み出すことができるのです。教室で学んでいる方はとても楽しそうで、小さな展示会をしてもご来場者の皆さんが「すごい!」「書いてみたい!」と目を輝かせてくださいます。今、私は奈良県の田舎町で数名の生徒を持ちましたが、これはもったいない。日本中の人に、いや世界中の人にこの藁書を知ってもらいたいと思う気持ちは日に日に強くなっています。

藁筆(わらふで)
藁書(わらしょ)


現在の活動

 昨年の秋に、わたくしは藁書家として初めての「個展」を開催しました。ご来場いただいたゲストの方のほとんどが「藁筆で書く」ということを初めて知ったという方で、体験コーナーでは毛筆との違いに驚かれ藁筆から描き出される線には皆さんが感動されていました。「講師」を目指したいという決心をされた方もいらっしゃいました。やはりこの感動はより多くの方に伝えないと!現在は私の後に2名の藁書家が誕生し、計4人で活動しています。来年春には市立美術館で「藁書生徒合同作品展」を開催します。藁書の普及活動をする人が宗師と二人からたった4人に増えただけですが、馬力は数倍、いや数十倍の勢いを感じています。今後もカリキュラムのもと講師育成に進めていきます。
 私はこの一年間、数名の指導に携わりながら、誠に地味ですがインスタグラムやブログなどで作品を投稿したり、素人ながら動画コンテンツを作成してみたり、宗師とともに手作りの藁書テキストを作ってみたりしました。そんな中で、私はweb教室を運営する決意をしました。noteの勉強会にも参加させて頂いたり、知人の専門家に相談してある程度の大枠の企画がまとまったところです。その中でnoteをなんとか有効活用したいと思いサイト内を閲覧していると、この募集記事を発見!なんと締切日の今日、応募しよう!と決断しました。

私が「藁書®」で今後展開したいことは知名度アップとファンの拡大!

「HOU TO 本」を発刊して宣伝したい。
電子版だけではなく幅広い年代の方々(特にシルバー層)にアピールできるように「紙書籍」を発刊したい。
 (現在と今後の藁書教室のテキストの役割も兼ねる)
➋webで「藁書講座」を開講(2023年4月予定)
主に【基本編】【一文字】【短い言葉】【短歌と詩(長文)】のコンテンツ販売。受講者(購入者)には生徒作品展示会場(サロン)利用や添削や作品加工などを付ける。不定期のオンライン授業も検討中。
➌講師の育成により教室の拡大展開を図る
リモートを活用した講師育成講座の確立(現在は紙テキストで対面のみ)
➍藁筆の供給システムの確立(下記)参照

藁書にとって一番大切な「藁筆」の安定供給

藁書に使う「藁筆」は、市販されておりません。いろんないきさつがあって藁筆はわたくしの自宅兼工房で、材料調達から製作、梱包、お届け(配送)までを家族で行っております。現在の実教室での藁書人口は200人ほどです。新規入会や買い替え、ワークショップ開催のタイミングで受注があるだけですが、講師や教室が増えるとやがて供給が追い付かなくなってしまう時期が来るでしょう。作業小屋を探してお手伝いしていただく方を見つけることを計画しています。

筆作り1
筆作り2

プログラムに応募した理由

藁書を仕事にして地味な活動を一年間小さな歩幅でよちよちと進んできました。しかし魅力を早く多くの方に伝えたい気持ちが大きな飛躍を意識するようになりwebの世界での展開を考えました。システムづくりや宣伝をどのようにしていけばよいのか模索しながらもまずは土台をしっかりと構築したいと考えました。「藁書」を拡大していく傍ら、藁書というものを崩れや揺らぎないものにするために、上記➊を最優先に進めていこうと思っています。現存の手作りでのテキストを基にどのように展開していけばいいのか、どれだけの費用がかかるのか、何から手を付ければいいのかがなかなかわからず現在に至っているのでこの応募で扉が開けばうれしいなぁと思いました。


支援の希望内容◆
●「Haw To本
(藁書のテキスト)」紙書籍発刊に関わるアシストと費用
●認知度アップのための広告活動サポートと費用

内容詳細 ・藁書とは
     ・準備物
     ・藁筆について
     ・藁筆の名称と持ち方
     ・藁筆の使い方
     ・基本の線の出し方
     ・イメージの表現の仕方
     ・藁書の楽しみ方いろいろ
     ・書いてみよう(一文字~長文までの例)
     ・応用テクニック

自己紹介

6畳ひと間、たった2人の生徒で教育書道の教室を始めて18年、現在は6か所の教室と110名の生徒で楽しく教室運営をしております。正しく美しい文字を教える中、自身はもっとアートな書い関わりたいと思っていましたが、書の伝統を壊さない範囲でどんな表現ができるかと悩んでおりましたところ、「藁書®」に出会いました。これはもっともっとたくさんの方にひろめるべきだと感じ、宗師に直接弟子入りし、藁書を伝え、教える立場となり、藁書家苓醒(れいせい)として宗師より独自でビジネス展開できる権利もいただきました。今後は実教室の書道教室をしながらwebでは藁書教室を運営していきたいという夢に向かって頑張っています。

藁書ってどんなの?と思われると思います。参考までに私のインスタグラムのプロフページです 藁書家 苓醒

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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