そうま食べる通信
昨日はこんなことを書いた。
相馬の土地は情熱的だ。
ドン・キホーテはじめとしたスペイン・バスクを想起する。
そして、
そうま食べる通信との出会いにも思いをはせる。
とりとめのない話になったが、そのまま出してみる。
1 情熱の地 スペイン・バスク
ここから先は蛇足になるが、私の私見。
ドン・キホーテを表したセルバンデス
ドン・キホーテを愛したウナムーノ
どちらもスペインはバスク地方の偉人だ。
スペインサッカーが私にはわかりやすい。
端的に言って、強くない。
むしろ勝つことより美学を大事にしている。
戦略以上にドリブルで突破することを求める等の
面白いサッカーを求める姿勢が
スペインというよりイスパニアのサッカーなのだ。
2 情熱の地 日本・相馬
一方で、スペイン哲学者・ウナムーノを愛した研究家
佐々木孝氏
彼は日本の相馬郡に生を享けたスペイン哲学研究者。
東北大震災後も奥様の介護をしながら、南相馬の地で生活をする。
昨年だったか亡くなった。
彼の生き様は
相馬野馬追に見られる勇猛さと伝統を愛する姿勢に貫かれている。
そして
相馬・松川浦の漁師にもその血を感じる。
荒れた海の中でこそ、漁をする。
市場で日本中の漁師が休んでいる時に、相馬の魚だけが取引される。
この話は象徴的だ。
また
南相馬の埴谷雄高(はにやゆたか)が愛した
「不合理故に我信ず」の言葉も象徴的だ。
まだ大正期に元服の歳の頃、14、5歳の時に
短刀を父か渡されたという。
意味は、すべて自分の責任で生きよ。
もしもの時は、その短刀で責任を取れと。
相馬野馬追は今も一銭の得にもならないにも関わらず
今年も無観客で行われる。
この伝統を守ろうとする思いと
相馬漁師に代表される命がけの生き様とが
矛盾するようで一体に溶け合っている。
3 両者の相関性
スペイン・バスクも
日本・相馬も
どちらも
現代の保証を追い求める生き方とは真逆にさえ感じる。
そうま食べる通信は
次回最終号を迎えるという。
今日は夕方に相馬へ。
今まで特集された生産者が一堂に会する。
2017年夏号で、川内村・いわなの郷も特集頂いた。
そうま食べる通信メンバーたちと会えるのは楽しみだ。
小幡さんの「グランド降りてこい」の話は忘れられない。
高校生が伝えるふくしま食べる通信でも特集頂いた。
ありがたかった。
今日もありがとうございました!
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