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18歳になる我が子へー心臓病の母から贈るラブレターー
この手紙を読むことがないといい。
生き延びられて、手紙を破って捨てて、私が直接言えますように。願いを込める。
お誕生日おめでとう。
どんな姿になったんだろう？
そこに私が生きていて欲しい。
隣にお母さんはいますか？
彼女かな、いるのは。
ひとりじゃないといい。
兄弟仲良くしていますか？
喧嘩ばかりするから
お母さんね、やはり長生きしてね
喧嘩止めなきゃなぁって思っている。
きっと、この手紙は読まずに捨てる。
それでも、もしも
もしも、君が
この手紙を読んでいるのなら
そこに私はいないのだろう。
物理的にも姿かたちも見えないのだろう
泣いたと思う
悲しんだと思う
寂しい思いもさせたと思う。
でもね鏡を見て
貴方は私に似ているから
私の血と肉と遺伝子で出来てるから
そこに話せなくても
みえなくても私もいるのよ。
大好きだよ
私が貴方を愛していたこと
大好きでずっとそばに居たかったこと
大人になった貴方を見たかったこと
忘れないで
泣いたあとは笑いなさい
私がずっと守り抜く
守護霊になってでも
そばに居るわ
私の大好きな我が子へ
大好きよ
永遠に。
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