ストロベリームーンを君と。ー2人恋愛声劇フリー台本ー
ストロベリームーンを君と。
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X=notekotone2
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効果音:人が行き交う雑踏音
時間帯夕方〜夜
女:6月の満月、ストロベリームーンを片思いの相手とみると両思いになれるのか…(スマホの画面をみながら)
効果音:雑踏の中を歩いていく
男:で?おまえの片思いの相手って俺?(横から覗き込む)
女:〇〇(男の配役の人の名前)、ちょっと顔近い!
男:俺の誕生日、今月だけど?
女:なんであんたなのよ。毎日一緒にいて、恋もへったくれもないわよ。そもそも私を女扱いしてくれたことないじゃない!
男:恋愛が苦手で、恋愛偏差値3とかいってるから、女扱いしたらガッチガチになって、俺を避けるだろ?
女:え?!なんかその言い方って私の事、好きみたいな
男:そうだけど。
女:ええっ?!いつから?!
男:ええっ?!今更?!いまなの?!本当に気づいてなかったの?!
女:いや、まあ、たしかに可愛い子からも美少女からもモテるのに彼女つくらないなぁとは、思っていたけど。なぜ私なの?!
男:え?楽だから。素の俺出せるから。外見やスペックでみてないから、おまえが。
雑踏音からBGMへ切り替わる。
女:・・・・・・・私のどこが好きなの?
男:一生懸命なとこ、友達思いなところ、好きな男できたのに、親友が同じ男を好きだと知って身を引いたところも。
女:…気づいてたんだ。
2人で公園のベンチに座る。
男:勝てたんじゃないか?その男、おまえのほうが気になっていたって学校の廊下で言っていたし。
女:友達を失いたくない
男:へぇ。好きな男、友達も好きだと譲るんだ。その程度なんだ。
女:私、女友達すくないし、すくない友達失って友達ゼロになるのも怖いし。
男:ゼロにならないように、新しい恋したら?そいつはもう親友に譲ったんだろうし。
女:〇〇を好きになれるかわかんないよ?
男:だからさ、一緒にみるんだろ、ストロベリームーンを。
女:え・・・・・・・?
BGM切り替え
男:片思いの相手と、みたいんです、俺は。本当は好きな子が俺じゃない奴とでも、幸せになってくれるなら、その隣にいるのは俺じゃなくてもいいと思ったんだ。好きな子が幸せなら。
女:・・・・・・・私と?
男:そう、どうでしょう?まずは友達から恋人に昇格するまで、傍にいるけど。今までもいたけどね。
女:うーんどうしよっかなぁ
男:ひどくない?ここまで話したのに。
BGMから効果音:夜の公園の自然音
女:6月の満月。(ため息をつく)
男:ストロベリームーン。綺麗だな。いいの?一緒にみたの俺だけど。
女:人に譲れる好きって、なんだろうね。私、いままでの恋で、いつも好きな人譲ってきた気がする。
男:それ、そこまで好きじゃないか、それか自分が傷つくことが怖いだけか。
女:月が、綺麗だね。
男:〇〇と見るから綺麗なのです。
女:他の女の子ともたくさん絡むくせに
男:本命は、ずっとお前だけだった。
女:モテる彼氏はいやだなぁ…不安になる
男:おまえも隠れファンいてモテるよ。モテる彼女もいやだなぁ
女:ふ…。(笑いをこらえる)それじゃ付き合えないじゃん
男:芸能人もそうだけど。お互い信じてないと続かないよ。モテてもモテなくても。俺を信じてみる?
女:はー。もっとなんかロマンチックな…
男:男は俺だけにしとけよ(抱きしめる)
女:え?え、あ、はい。え?!?!
男:よし!帰ろ!(慌てて顔を逸らす)
女:ねえ、耳まで真っ赤…ね?顔みして?目を合わせてよ
男:みれるかよ!馬鹿!勇気振り絞ったんだからな!帰るぞ!顔見るんじゃねえ!帰る!!!ほら!手を繋げ!!!
女:はーい
End
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