spoon神推し5の声に恋しているオタクの歯科衛生士の話。
声に恋しているんだろう。その声とどうにかなりたいわけじゃないけど。その声を独占できたら鼻血吹くけど、そんなことが無理なこともわかっている。
推したちの枠で、推しの声で元気になっていくリスナーさんを見ると私の心がポカポカするの。エヴァの綾波レイみたいなことを言っているけど、本当なの。
私も推しの声に、毎日元気を貰っているひとりで、ときにキュンキュンしたり惚れたり、ドキドキもする。
ガチ恋勢のように、ドキドキして声劇きいて、一瞬夢のような気持ちを味わうこともある。
だけど、私は神推しも推しも独り占めできないことを、わかっている。
たくさん、私の神推しや推しを必要とするひとがいて、私と同じかそれ以上、神推しと推しを好きな人たちがいる。
そのひとたちの気持ちまで考えると、それでも私の名前がたくさん呼ばれた日は嬉しくて
企画に呼び出された日も嬉しくて。なのに、全然、役に立てなかったときとか、悔しくて。
ひかねぇの声の常連さんリレーは、枠をまわせず、ひかねぇとマコトさんにコラボ上がってもらってなんとか時間を繋いでもらって
それでも、そんな下手くそでどうしようもない 配信とも呼べないかもしれないけど
『推しの役に立ちたかった』
役に、立ててるのかな
わたし。
貰った嬉しさや楽しさ、同じ分返せてない。応援たりてるかな。自分の生活もあるから、お金にも限られる。
金銀銅枠さんたちは、なんであんなに投げられるの。
投げられないぶんは、なにで応援したらいいのか。通うとか、拡散するとか。
毒親育ちだから、なにか役に立ててないと、自分がここに居ていいのかわからなくなるときがある。
迷惑になりそう、とか、あまりに枠に行かなさ過ぎて、行くタイミングを完全に失って行けなくなった枠もある。
台本書けば、台本書いていること以外ぜんぶ吹っ飛ぶ。忘れる。
でも、いつか、そう、いつか
私たぶん、ぜんぶ、ぜんぶ
忘れて眠ってしまうんだと思う。
不思議の国のアリスのように
ヒツジを数えるのよ
その数は、きっと・・・・・・・
そして眠るのよ
コールドスリープのように。