ワークショップ「ラーニングストーリーを探究する」開催レポート
ラーニングストーリーとは
「ラーニングストーリー(学びの物語)」は、ニュージーランド発祥のアセスメント手法で、「保護者と共に子どもの育ちを喜び合う」・「教育者自身の振り返りにも繋げる」などを目的として、ナショナルカリキュラムのもと開発、デジタル化も進んでいます。
ドキュメンテーションやポートフォリオといった呼び名で、レッジョエミリアなどのカリキュラムでも、同様な理念のアセスメントが普及しています。
「ストーリーパーク」は、NZの幼児教育施設の半数以上で使用され、ラーニングストーリーを動画・写真・文章で記録できることに加えて、タグ付けによる傾向分析や無期限記録によるライフログ化を実現しました。
ニュージーランドを繋いだオンラインワークショップを開催しました!
ストーリーパークでは、この度「ラーニングストーリー」をテーマとした一日を通したワークショップを開催しました!
ラーニングストーリーを実践する教育/保育者、ニュージーランド保育者を目指す方、プレイセンター(NZ生まれの、親たち自主運営の子育て場)に関わる保護者など、多様な方々にご参加いただきました。
谷島直樹先生が、「今日言いたいことはここに集約されています」と言って表示した1枚目のスライド。
「ニュージーランド保育は『信頼モデル』。子ども(大人も)はすべて持っている。」ということ。
”正しい文字の書き方ができていない”
”じっと座っておえかきできていない”
子どもを観察する中で、できていないことを挙げようとするのではなく(改善点として、子どものために良かれと思ってたとしても)、
そこをひっくり返して、
「子どもの発揮しているスキル・能力をどれだけ見出せるか?」という視点が、ラーニングストーリーを作成する大前提であり、
それは子どもが評価されているというより、
「子どもの価値を見つけられますか?」と、大人が試されているような感覚にもなります。
ワークショップでは、子どもの映像を見ながら、その子どもについて、参加者で話し合ったのですが、
“信頼モデル”に立った参加者の皆さんから出てくる言葉は、子どもを認めて勇気づける、素晴らしいラーニングコミュニティが築かれていました。
ワークショップ参加者の感想(一部抜粋)
このような場を形成くださった谷島直樹先生に感謝すると共に、ストーリーパークでは、大事な理念として、今後もこのような学び合いの機会を設けていきたいと思います。
デジタル・ラーニングストーリー体験ワークショップのお知らせ
デジタル・ラーニングストーリーを気軽に体験いただく機会として、ストーリーパーク コンサルタントによる、ミニワークショップを企画しました。(オンライン・参加無料)
※ワークショップ形式のため、残席わずかの回もございます。
園・法人から複数名での参加ご希望の場合は別途調整しますので、お気軽にお問合せください。