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COMITIAに1年出続けた感想
皆さんこんにちは、STOOPです。
STOOPは2/16に開催されたCOMITIA151に参加しておりました。ブースに遊びに来ていただいたファンの皆様、会場で初めて出会ってくださった方々、本当に本当にありがとうございました。
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見た目がラスボスステージすぎる
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イラスト集やグッズを購入していただいたり、かけていただいたあたたかい言葉のひとつひとつがとても身に染みています。ほくほく。
そして、今回のCOMITIA参加で、個人としての初参加から丸1年が経ちました。2024年2月開催回から今回まで参加できる全てのCOMITIAに参加しています。(147.148.149...記念すべき150回はデザフェスと日程が被ったため参加出来ず...大賑わいだったようですごく残念)
個人初参加から4回、個人参加をする前にネコミミドウメイで1回出展したのを合わせると、合計5回COMITIAに参加しているので、そろそろこれまでの参加を経て感じたことをまとめてみようかと思います。
ちなみに、ネコミミドウメイってなんやねんって方はこちらをご覧ください。是非フォローもしてね。
ネコミミドウメイは@mesa__zzz と@STOOP_LIFEによる
— ネコミミドウメイ🐱 (@nekomimi_doumei) September 10, 2024
イラストレーションユニットです🐱
普段は個々で活動していますが、定期的にユニットとしてイベントに参加しています。
活動報告やイラストなどを載せていくので、是非フォローしてねー!!✌︎#イラスト #illustration #ネコミミドウメイ pic.twitter.com/OUU2Ng0sot
初参加時のブース
では早速お話していきますが、まず初参加から大きく変わった点はブース作りです。今でも十分整った見やすいブースとは言い切れないのですが、最初と比べると随分こだわれるようになったなと思います。
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こちらが初参加時のブース。シンプルな点は悪く無いとは思うけど、何を売りたいのか、自分の作品の強みがなんなのか、いまいち伝わりにくいなと思います。とりあえずだしてます感。この人の作品を買って応援したい!とはなりにくい典型。
ポスタースタンドなどの出展用の備品もほぼもって無くて、こだわりがないブースに見えますね。今見るとめちゃ恥ずかしい。ポスターだらん。
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こちらが、今回参加した際のブース写真です。イラスト集もかなり増えたのでインパクトが出てます。
初参加時と同じく、180×45の会議用机の半分(COMITIAではこれが1ブースカウント)の範囲に展開してるので、作品数的にごちゃっとはしてるもののそれなりにまとまっていて、この人はここが売りなんだなという点が分かりやすくなっているかなと思います。
出展の備品事情
ポスタースタンドは必須
備品関連でいうと、ポスタースタンドを手に入れたことによってとにかくポスターが目立つ!これはまじで絶対に確実に永久にみんなにやってほしい点のひとつですので、これから出てみたい方はポスタースタンドは手に入れてください。STOOPとの約束。
とはいえ、ポスタースタンドもさまざまで、分解して運べる軽いものもあれば、分解できないでかいやつもあるので、搬入搬出の際の手間も考えてご自身の都合に合ったポスタースタンドを見つけてください。搬入搬出ってまじで体力えぐり取られるので、できるだけHPキープできるようにやっていきたいものです。
STOOPはAmazonで買った14000円ちょいのめっちゃ軽いやつ使ってます!高いけど出す価値はある...これまじおすすめ。搬入搬出革命。良くない点は人気すぎて今ほとんど在庫が出ないこと。だけど定期的にチェックして手に入れてほしい一品。
グッズを置く什器へのこだわり
今回特にこだわったのは、ステッカーを掛けている板。商品自体はみんな大好きダイソーで購入した白いものだったのですが、今回初めてそれを自分で黄色く塗ってみました。アクリルガッシュで塗り塗り。
STOOPはステッカーの梱包を赤で統一してまして、今回はその赤い梱包が映えるように後ろの板を黄色くしました。ついでに名刺置きもオレンジに塗ったよ。
あとは、さらにインパクトを出すべく、オリジナルキャラクターのめんだこちゃんのパネル(これもダイソーのパネルを切って製作したもの)を板の上に貼り付けてます。
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COMITIAはとにかく出展者とお客さんがたくさんいて、基本的にブースの前をさらっと流れていくので、COMITIAにおいて大事なのは、前を通る人に一瞬でどれくらいインパクトを残せるかだと思ってます。
今回のSTOOPのように板を派手にして若干高さを出したりすると、目に止まりやすくなるし、これを売りたいんだなというのが伝わりやすくなるはず。
梱包を自作して派手にしているのもこの考えがあるからです。
実際、今回板を黄色くしたり、パネルを貼ってみて、ステッカーの販売枚数にどれくらい差が出たかと言うと、これまでのCOMITIAでの平均販売枚数の約5倍になりました。
今回に関してはなんでこんなに売れてんの?って自分でも思ったくらいだったので、きっと他にも要因(出してる種類、デザイン、ブースの配置やイベントの状況など)があったうえでの結果ではありますが、とにかくたくさん手に取ってもらえたことが事実として存在するので、とにかく嬉しかった!
少なくとも正解には近づいているのかなと自信がつきました。手に取ってくれた皆さんありがとうございます...!ひたすらに感謝...。
イラスト本の置き方
グッズの話をしましたが、COMITIAといえばやはりオリジナル本の即売会ですので、基本的には本に興味がある方がほとんどです。なので、出来るだけ本を目立たせ、尚且つ見本誌を手に取りやすいように配置することが重要な要素のひとつです。
今回は3種類持っていったので1ブースでは詰め詰めになってしまいましたが、見本誌を読みやすいように端にまとめて配置してあります。
あまり本の在庫を積みすぎないというのも個人的には大事かなと思います。確実にすぐ捌ける人気ブースではない限り、売れ残ってる印象がついてしまうような気がするので。
また、見本誌にはブックカバーをつけていて、在庫と見本誌の区別をつけるためにはいいかなと思っています。ブックカバーに関してはダイソーのものより、Amazonで買った少ししっかりした素材のものが破れにくくて好きでした。
あとは、ブースの机に敷く布選びも大事だと思います。STOOPはそろそろ自分のイラストが入ったオリジナルの布を作ろうかなと思っているのですが、無地には無地の良さが充分にありますので、初めての方はまず、シンプルなものから始めるといいと思います。全く問題ありません。
興味を向けてくれたことに自信を持つ
1年出展してみて感じたことは、結局このひと言に尽きます。
出展しているクリエイターさんは、まずはどんな形であれ、自分の作品に興味を持ってくれた方や、購入という形で手に取ってくださる方がいるという事実をもっと深く噛み締めるべきだなと思います。
クリエイター業界は、どうしても人気商売というイメージが先行していて、売れないことが悪のように感じてしまうことが多々あります。
実際、STOOPも昨年8月のCOMITIAで大挫折を味わい、自分の絵には価値がないなんて思ってしまったひとりです。
ファンが多くてたくさんグッズが売れる、これは活動を続けるうえでもちろん目指すべきクリエイター像であっていいし、実際お金は必要。せっかく活動している以上は人気者になりたいとほとんどの人は思うはずだしそれは間違ってない。
でも本来はそんな大袈裟な話じゃなくて、自分の頭の中で想像した世界に共感してくれる人が1人でもいることって、めちゃくちゃ嬉しいはずなんですよ。
教室で絵を描いてる時に友達に褒められた経験が、今も活動を続けている原点になったクリエイターって結構いるはずです。その絵、めっちゃいいねってあの頃友達が掛けてくれた言葉に、いつのまにか感謝できないクリエイターになってるんじゃないかって、昨年の挫折を経てすごく感じました。
僕にとってのCOMITIAはあの頃の教室の延長線で、ふらっと前を通った友達が絵を褒めてくれる、それが嬉しくてニヤニヤしてしまうし、また絵を描きたくなる、こうあるべきだし、このわくわくを忘れてしまったクリエイターにはなりたくないなって、今は心から思います。
STOOPのCOMITIA実績を考えても、売り上げだけで見ると正直全然目指す金額には達してないけど、実際にお客さんに作品を見てもらえるイベントに出展することの醍醐味は、お金を稼ぐだけではないんです。
自分のブースの前を通り過ぎた人がパッと立ち止まる瞬間、実際に見本誌を読んでくれた瞬間、購入してくれた瞬間。立ち止まった後に足を運んでもらえなくても、見本誌を読んだ結果購入には繋がらなくても、それでも自分の世界が人の興味に変わる瞬間は、やっぱりすごく嬉しいです。
売れる事は大事だし、そこを目指すべきだけど、自分を取り巻く人の動きから気付きを得ようとしないままでは、回り回って結局売り上げにもつながらないのかなと思います。
自分の作品が1個でも売れるって、本当に素晴らしい事です。誇っていいことです。他人と比べる気持ちも分かるけど、自分の創作活動は誰と比べるものでもない、僕らだけの世界です。
売り上げに限っていえば、自分で変えられる部分だけではなくて、季節や天気や国の状況によっても売り上げは変わるし、準備しきれないし読めない部分がほかにもたくさんあります。
それらには左右されて当然なので、そんなことを気にし続けるよりも、絶対に揺るがない自分の軸を持っていることが、活動においてもですし、生きる上では超重要だと思います。
とにかく一度出展してみると、自分の作品に対するポジティブな感想もネガティブな感想もたくさん頭に浮かんできて、正直なところ良い思いの分自信を失ってしまうような思いもします。
だけど、挫折しないと分からないこともたくさんあって、僕は去年挫折したおかげでこれらに気付くことができました。
まとめると、もちろん挫折なんてせずに上手くいき続けることがなによりですが、良いことも悪いことも自分の中に取りこんで、作品や活動面に昇華してこそクリエイターだと僕は思っているので、出展したいけど勇気が出ない方は、まずとにかく出てみてください。
勇気なんていつまで経っても出ないし、結局は出るか出ないか、やるかやらないかなんです。
そのための参考になればいいなと思って今回この記事を書いたので、いままできっかけがなかった方は、これをきっかけとして、運命として受け入れてチャレンジしてくれたらうれしいです。
STOOP自体もまだまだ課題がたくさんあるし、絵ももっとたくさん描いて、自分史上最高を更新していかないといけないのでこれからもがんばります。
とにかく伝えたかったことはひとまず伝えたはずなので、個別で質問とかがあれば出来るだけ答えますので、メールなりDMなりください。
最後になりますが、COMITIAで出会ってくださった全てのみなさまに心より感謝してます!
これからもよろしくお願いします!
STOOP