スタメンが「デザイン」に投資する理由【CEOインタビュー】
こんにちは、スタメンのデザイナー、スズナです!😊
デザインチームが徐々に立ち上がってきて、年初の代表交代を皮切りにDesignshipなど大規模カンファレンスへの協賛など、これまでよりもさらにデザイン領域に力を入れているスタメン。
そんな大きな変化が訪れる中で、代表大西がどのようなことを考えているのか。今回はズバリ、「デザインに投資する理由ってなんですか?」を聞いてきました!
この記事を通じて、私たちの向かっていきたい方向について知っていただければ幸いです。
デザインとの関わり
ー 大西さんはTUNAG(スタメンの創業事業)の立ち上げ初期にはご自身でUIデザインをされていたり、各種資料のデザインや動画の作成もされたり…と、実は自分で手も動かすビジネスマン、というイメージがあります。今のスタイルに至るまでに、どういった経緯や、バックグラウンドがあったのでしょうか?
自身のビジネスの原体験は、大学時代に力を入れていた「バンド活動」にあると思います。そこには「デザイン」や「クリエイティブ」の要素がたくさんもありました。
バンド活動には、音楽制作や演奏だけでなく、ライブの宣伝用チラシやグッズの制作、活動を伝えるためのWebサイト運営など…自分たちが手を動かす必要のあるものがとても多かったんです。
バンドとしての成果を上げていくためには「どうブランディングしていくのか?」もとても重要だったんだと、振り返ってみて思いますね。
そういった原体験もあったので、新卒では広告会社に入社しました。広告会社での実務を通じて、「プロモーションの成否は、クリエイティブやデザインの寄与が大きい」ということを身をもって感じてきました。
僕はディレクションサイドの役割を担うことが多かったのですが、ある時に自分でも「アウトプットできるスキルも磨きたい」と思い、デジタルハリウッドでWebデザインやコーディングを学びました。
そこからは、メインミッションとして、ディレクションサイドに身を置きつつも、必要があれば自ら手を動かして、アウトプットしていくようになりました。
こういった経験もあり、自分は、経営者でありながら、クリエイティブ領域にいる方々と共通言語を持てているのではないか、と思っています。自らが実際に手を動かしてきたからこそ、その難しさが実体感として掴めるので、クリエイティブ領域で高い専門性を持ち、人の心を惹きつけるアウトプットを形にできる人たちに強いリスペクトを持っています。
日本の経営者としては、比較的希少性の高いそんな自分の「特徴」をスタメンの経営でも活かしていきたいと思っています。
会社経営とデザイン
ー 具体的に、デザインやクリエイティブを会社経営にどう活かしていきたいと考えていますか?
経営者としての僕のミッションは、スタメンをより大きく事業成長させ、経営理念の「一人でも多くの人に、感動を届け、幸せを広める。」を実現していくことにあります。その実現性をより高めていくために、デザインの寄与する領域はとても大きいと考えています。
中でも、特にインパクトが大きいと考えている領域が2つあります。
①サービスの質と魅力を高める
まず、サービスを大きくグロースさせていくために、「デザインの力」がサービスの質や魅力を高めることに寄与すると思います。
🌟 ⑴ BtoB領域だからこそ、デザインに投資し競合優位性を築いていく
現在、スタメンの事業領域はBtoBマーケットがメインなので、まずこの領域に限った話をします。
BtoBサービスにおいては、これまでデザインへの投資が後回しにされがちでした。これは、定量的に効果や成果を測ることが難しいことが要因になっていると思います。
ですが、他社がやりきれていない投資だからこそ、ユーザー・エクスペリエンスの向上に正面から向き合い、自分たちなりの成功法を形にすることができれば、それは大きな差別化要素になると考えています。
現状、スタメンでもやりたいけれど投資しきれていない領域もたくさんあるので、ここが今後の事業の大きな伸び代になりえると思っています。
🌟 ⑵ 新規事業の成功確率を高める
また、スタメンは事業家集団を目指す会社です。今後も沢山の新規サービスを社内で立ち上げていきたいと思っています。
新規事業はヒト・モノ・カネのリソースが限られており、機能的にもリリース初期は限定的なことが多いので、顧客ターゲットに「このサービス大丈夫かな?」と不安に思われてしまうリスクがあります。
ですが、事業の立ち上げ段階からデザインの力をうまく活かしていくことで、サービスの信頼感が高められたり、サービスに対するイメージを向上していくことが可能になります。それが出来れば、新規事業の成功確率にも大きなプラスの影響を与えられるでしょう。
また、今後はスタメンでBtoC領域の事業に挑戦することも出てくると思います。その時は、BtoB以上にデザインやクリエイティブの力がダイレクトに影響してきますから、強いデザイン組織を作っていくことに今後も投資をしていきたいです。
②カルチャーをつくる
当社の創業事業であるTUNAGは、インナーマーケティング( = 社内に向けて、社員が会社を魅力的に感じたり、自社の良さを理解していくこと)を行っていくサービスでもあります。
顧客のカルチャー形成を支援するサービスを運営しているからこそ、自社の経営にあたっても、カルチャー形成には力を入れています。ここでもデザインが寄与する部分は大きいと考えています。
スタメンではデザイナー組織がない創業初期の頃から、社内表彰ポスター、社内報などの掲示物を自社内で制作してきました。称賛のカルチャーを築くことや、理念浸透を目的に、僕自身が直接手を動かして作っていました。
最近の社内の具体的な事例だと、2023年度の年度スローガンとして「TRY」という標語を打ち出した際、依頼をしなくても、すぐにデザイナーが必要性を感じてスローガンのビジュアライズをしてくれました。
言葉だけだとスローガンの浸透は難しかったと思いますが、直接、色々な場面で目にするクリエイティブを用意したことで、とてもスピーディーに社内に浸透させることができたと思います。デザインの力の大きさを実感した出来事でした。
このように、デザインがあることで情報がより伝わりやすくなったり、メンバーが会社に愛着を持てるようになったり、といったことが色々な場面であるので、デザインはカルチャー作りにも大きく寄与するのだと思います。
デザイナーに期待すること
ー デザイナーに期待することを教えてください。
「一人でも多くの人に、感動を届け、幸せを広める。」という理念にもある「感動」を届けていくためには、期待を超えるアウトプットを世の中に出していく必要があると思っています。
スタメンで働くデザイナーの方には、届ける相手の想像や期待を超え、「感動」を届けられるようなクリエイティブを作っていくことにこだわり続けてほしいです。
スタメンに興味を持っている方にメッセージ
ー 最後に、スタメンに興味を持っている方に一言お願いします!
スタメンは今、第2創業期にあります。今後は、これまで以上に事業成長のスピードが高まっていくと思うので、社内外に色々な変化がたくさん起きていくと思うし、デザイン領域に関しては特に伸び代が大きいので、やれることが沢山あるはずです。とてもエキサイティングなフェーズに入っているということです。
僕自身もデザインによって、会社や事業より大きく進化させていけると信じています。「一度しかない人生」、それをたくさん挑戦した!やりきった!と思えるように、ぜひ一緒にスタメンで奮闘していきませんか?
興味を持っていただけた方は、ぜひ一度カジュアルにお話ししましょう!
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