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2021年1月「表現の手段を増やしたらものの見方が変わった」

小学生の頃から漫画を描くことが好きだった。

まったく絵心はなかったけれど、自分の頭の中にある物語がイメージ通りに表現できるのが楽しかった。誰に見せることもなく、自分だけの世界を自分だけで楽しんでいた。

といっても、本当に絵は下手だったので、自分の絵の下手さを見たくなくていつの間にか紙に書くのは「文章」だけになっていた。

「絵が上手くなりたい」。改めてそう強く思ったのは、社会人になって数年が経った頃だった。自分が頭の中で思い描いたものをそのままの鮮度で人に伝えられない。仕事でのアウトプットだけでなく、自分が描きたいものが描けないことにもどかしさを感じるようになった。

もっと、自分が感じた世界を鮮明に人に届けたい。その上で何かを感じ取ってもらいたいし、評価をもらいたい。

何事も想いが強いうちに始めるのが良い。ということで、今月から絵の練習を始めた。

手先が不器用は自分は、基本的なところからしっかり理解して習得しないと、中盤で基礎の無さに苦しめられるに違いないと自己分析し、まずはデッサンの基本本と2Bの三菱鉛筆を購入した。鉛筆削りも買う羽目になって少々面倒だったけれど、初心者たる者、鉛筆の感覚を覚えなければいけないとなんとなく思った。

そういうわけで、去年まで自分の考えていることを表現する手段は「文章」しかなかったが、新たに「絵」が加わろうとしている。

アウトプットの手段を増やすと、視界に入ったものの見方が変わった。デッサンで顔のパーツの比率を学んだからか、美形が美形たる所以がわかるようになった。
日々を過ごしていく中で感じた「今のことを文章に残しておきたいな」という感覚に、「この光景を絵に残せるようになりたい」が加わった。

表現の手段が増えて、より色々な出来事や光景、頭の中の想像が自分の琴線に触れるようになった。

武器の数が増えたり、手持ちの武器の質が上がったりすると、倒せる敵が増えるのと一緒で、表現方法が増えたり技量が上がると、認識できる情報量や解像度が上がる。絵のレベルはまだまだだけれど、毎日書き続けることで絵が上達していくだけでなく、少しずつ世界の見え方が変わっている。

今月末には、お気に入りのYouTuberや某音声SNSを見たからか、「声」に惹かれた。身なりから整えるタイプの人間なので、まずは手頃なコンデンサーマイクをAmazonで購入した。来月にはまた、見える世界が変わっている気がする。

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