pokune セメントキューブカードスタンド
橋や擁壁などの構造物が魅せる幾何学的で合理的なカタチの勇ましさ。生活や社会基盤を支えるためのカタチ。つまり、誰かの何かを支えるためだけを考え抜かれたカタチ。無機質で変化に乏しく温かみが伝わってこない印象が強いですが毎秒誰かの何かを支え続ける熱いハートを感じます。
その面白みのない印象をどうにかすべく、コンクリートを打つ型枠に木目をつけ、森をコンクリートに現像した平和資料館の柱のような装飾はアートに近い。
ということでそんな気骨が感じれるインダストリアルな日用品はとても好きです。深夜、このpokuneというお店を見つけた時のオーバーなリアクション、ノングレアのぼやけた自分の顔がモニター越しにうっすら分かるほどでした。
個人的に思うのは、構造物を造っている熱いハートの皆さんへのリスペクトグッズ。笑。神棚に飾っても全然おかしくない。カードスタンドの他にも素晴らしく通なコンクリートグッズがたくさんあります。
pokuneのイヤリングを身につけ現場に訪れた日にはインドのサドゥもしくは上座仏教における托鉢のお坊さんのような厚いリスペクトがあるかもしれません。