本屋で人生を探す
本屋って素晴らしい。本の力ってすごい。
本はいろんなことを教えてくれる素晴らしいものだ。人生のヒントになることも多くあるのではないか。
小説では、様々な肩書きを持った人が登場する。公務員として働いている女性や、バックパッカーで人生を探すフリーター、東大を目指す学生、夜職で稼ぐ人、いろんな人が主人公で、読むと、その人生を擬似体験出来る。
自己啓発本は、自分の感情のコントロールの仕方や物事の捉え方、良い習慣とは何かを学べる。
エッセイでは、お笑い芸人やバンドマン、作家などの職についた人が、日頃の活動や、日々のちょっとした出来事や、身の回りの人のことを書いている。こんな裏側があったのか、こんな世界が世の中にあるのか、と知ることができる。
様々なジャンルの専門書。自分の専門でも、全く興味ないものでも、手に取ると読んで自分の知識として蓄積される。普通に生きていると知らないようなこと、知らなくて良いことも知れる。案外自分の好き嫌いが浮き彫りになって、いろんな専門書を読むのは自分を知る良い機会になるのでは。
今では、電子書籍が主流になりつつあるが、やはり私は本屋が好きだ。
様々なタイトルを視界の全面で捉えることができるし、気になったらパラパラっとページを捲ることが出来る。触った時の感覚や帯。様々な本との比較。パッと開いたページに書かれてある言葉に引っかかる。心臓がゾワゾワする。買おうと思っていたものではない、全く知らない作家の本を買うことになる。
本屋ではこういった様々な体験が出来るのだ。