勤め人、FIRE、事業運営

以前に「FIREの先に幸せはない」という内容のnoteを書いた。

勤め人は「自分の時間を他人(雇う側)に捧げ、その対価として賃金(固定給)をもらう」という図式である。いわば雇用者の事業へお付き合いしている状況だ。この国では被雇用者は最大限守られる(解雇規制)分、給与のアップサイドとか時間の裁量はほぼない。

FIREは被雇用に対する忌避手段である。金を貯めることで被雇用から抜け出す。それによって自分の時間を取り戻す。しかしあくまでも手段であり、その先に目標や到達点がなければ、時間を持て余す。そして普通の人間はそこで狂う。
その意味で、FIRE自体を目標にすることは目的と手段を履き違えている。

それらと比べて最も魅力的なのは、自分自身で事業を行うことである。
自分の裁量と時間をもって事業を行うこと。それは自身の人生に対する満足度を得やすく、さらに今後拡張性のあることである。
拡張性の有無、これがFIREと事業を行うことの決定的な違いだと思う。

個人的な体感として、一生勤め人であるよりは、FIREの方がマシだろう。
でも、本当に目指すべきは自身で裁量や時間をもって事業などを行うこと、そして自分の人生を拡張性のあるものにデザインすることではないか。

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