【LoL】アーケインの個人的あれこれ

※この記事にはアーケインのネタバレを含みます

シーズン2が始まったと聞き、今更ながらシーズン1すら見てなかったのでネトフリを契約してシーズン1から最新話まで見てみた。

LoLの背景ストーリー系は好きで、ヴィエゴ達シャドウアイルを題材にした小説のルイネーションやガレンが主人公の一番盾も読んだ。

この記事では「面白い」と思った部分、個人的に「うーん」となってしまった部分、賛否あった部分などを書いていこうと思う。

面白いと思った部分

前日譚である

アーケインはゲーム内の過去を描く作品だ。
ゲーム内ではピルトーヴァーの地下に存在する都市国家を「ゾウン」と呼称するが、アーケインではあくまでただの「地下都市」としか扱わない。

ゲーム内でゾウンと呼んでいるので結果的に独立を果たすことは確定的なのだが、逆に「どんなプロセスでゾウンが独立したのか」という感じで見てみると凄く楽しめると思う。

ゲーム内のキャラクター達

ヴァイとジンクスが姉妹であることは有名だったが、何故ジンクスがサイコパスな犯罪者になってヴァイが警察官(執行官)になったかは明言されてなかった。

そこを掘り下げるのをメインに、他のジェイス・ビクター・ケイトリン・・エコー・ハイマーディンガー・シンジドetcの過去を描く作品になっている。

特に今回、ビクターは相当フォーカスが当たっている。
シーズン1のかなり序盤から出てきたが、作中では人間の姿をしている。

ネタバレになるが、ビクターは瀕死の状態からヘクスコアとシマーを併用することで一部身体が機械のようになり蘇生する。

最初登場した時には完全に人間だったので、ここからゲーム内の様な全身サイボーグの仮面おじさんになるのか想像つかなかったが、段々とサイボーグ化した理由が掴め始めた。

この様に、今まで詳細に語られなかった部分を人間ドラマとして描いているのがとても面白い。

作画

凄まじく迫力のある作画。流石の一言。
2Dと3Dを組み合わせた作画や戦闘シーンのカメラワーク、シーンのメインになるキャラをモチーフにした表現など素晴らしいものになっている。

10年以上3Dでアニメーションを作ってきたノウハウを感じさせるとてつもない作画。
これを見たら他の3Dアニメに違和感を感じるかもしれないレベルで素晴らしい。

個人的に「うーん」となった部分

ジェイスという男

ジェイスがまあまあクソ。

違法な研究をして逮捕されても無理やり研究していざ実績を打ち立てたら持て囃されて、更なる研究の成果をハイマーディンガーに否定されたら恩師のハイマーを議会から追放。

ビクターが「研究をしよう」と言っても「議会が忙しい」と言った挙句、病弱なビクターが身体を蝕まれて苦しんでる間にメルとおせっせ。
普通に考えてまあまあクソなことばっかやってる。
言ってることは一理あるが、行動が一理もない。

ただし、これは話の辻褄を合わせるための犠牲者とも言える。
こいつが清廉潔白な好青年だとジェイスが主人公みたいになるし、人間ドラマも生まれてこなくなるのでしょうがない部分も多い。
ここを見過ごせるかはかなり個人差ありそう。

執行官長官とかいうやつ

結構マジでゴミ。ジェイスとか比にならん。
名前があった気がするが覚えたいと思えないくらいクソ。

ヴァイがパウダーをシルコから助けようとした時に後ろから眠らせて、シルコが地下都市を掌握した時には賄賂を使ってズブズブの関係になって、シルコから偽の証拠を使えと言われたら本当に使って、最期はジンクスにあっさり殺された挙句死に際に「娘によろしく」とか言って華々しく散った感出してる。

ジェイスは「プレイアブルキャラ」と言う肩書きで目立ってるだけで、やってる事言ってる事はこいつの方が遥かにゴミ。

調べてみて賛否あった部分

最新話まで見終わった後、ネットでアーケインについて調べた時に出てきたレビューについて個人的感想を述べる。

ジンクス(パウダー)がうざい

これに関しては「ジンクスというキャラを知らなければそう思うっても仕方ない」というのが私の感想だ。

ジンクスというキャラは「享楽的で短絡的、刹那主義なのに過去の思い出に縋りつき、他人思いで自己中心的」と言う二面性を持ち合わせる狂気的な犯罪者として描かれている。

発言と行動に矛盾が生じる事も多く、そのチグハグさが「ジンクス」というキャラを象徴すると同時に、ジンクスを知らない人にとって少しイライラを感じさせるのだろうと思う。

「パウダーがウザい」と感じるのはシンプルに無能だからだろう。私もパウダーは無能だと思う。
「ヴァイがしっかり教育すれば良かった」と言うレビューもあったが、パウダーが無能じゃなかったら話が進んでない。

ただジンクスとヴァイがシルコを倒しにいく良くも悪くも正統派のアニメになってしまう。

LoL知らなくても見れるor見れない

これは両方あった。
目立つ記事は「見れる」と言っていたが、Filmarksの様なサイトでは「見れない」と言う人も少なくなかった。

「知識0でも見れはするが、予習した方が数倍面白い」というのが私の感想だ。
やはり制作側も街の詳細やキャラクターを知っている想定で作っているのか、説明不足が否めない部分が多くある。

例えばシーズン1の途中から出てきた「ノクサス」という単語。
察しが良ければ「ノクサスっていう国なんだな」と分かるかもしれないが、普通に考えれば「ノクサスってなんだよ」となってもおかしくない。

あと意外にもシマーやケミテックという単語も説明がされてない。
シマーは地下都市で皆んなが使ってる紫色の液体なのだが、ただ単に「シマー」と言われても「なにそれ」となってしまうだろう。

こう言った部分はLoLの世界観やキャラクターを知らなければ説明不足で訳が分からなくなってしまうと思う。

なので、これから見る際は少し予習すると良い。
この次は予習にも使える解説記事を書こうと思っているので、もし良ければそちらを見てくれるとありがたい。

最後に

マジでアーケイン見てくれ。
今月だけ契約すればシーズン1からシーズン2全部見れるし、シーズン2の4〜6話、7〜9話はそれぞれ16日と23日に公開予定。
その間に地面師たちとか梨泰院クラスとか見れる。

LoLやってるなら見ない選択肢はない。
マジで頼むから一回アーケイン見てほしい。

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