筋トレ【考え方編】
筋トレについて色々聞かれる時、筋トレの技術とか食事の内容以前に「筋トレ」という概念の捉え方から違う人が多すぎると感じるので筋トレにおける考え方をまとめる
筋トレという概念の捉え方を間違えると、非効率な筋トレになったり、ストレス過多になってしまったり、凶暴性の強い人になってしまったりと、ネガティブな方向に進んでしまう
SNSで、やけに強気で発信してる筋肉インフルエンサー見たことないだろうか。異常なストレスを抱えながらやってる人も見たことないだろうか
そういう人たちが発信する筋トレの情報を食べていたら自分もそうなると思う
本来筋トレは人生を豊かにするものだし正しくやればどんどん筋肥大して強く健康的な体に自然となっていく
筋トレを始める人、現在やってる人でも筋トレという概念自体を見直して土台を整えるのはかなり優先度が高いと思うので参考になればと思います
あくまで一般人として筋トレをしてるという意識を忘れたら終わり
「筋トレ」をやっている人のリアルに98%は「プロを目指さない一般人」だと思う
アスリートを目指すわけでもないのにアスリートばりの完璧主義が働いて結局中途半端になって成長しない人をよく見かける
本来の目的から外れて「大会に出よう」と考えて減量期を設けて成長スピードを遅らせたり、異常な追い込み(トレーニングの内容だけでなく、成長スピードとか全てにおける質へのこだわりなど)をして自傷してる人が結構多い
また、筋トレを完璧にやると必ず日常生活に支障が出る
例えば食事がそれっぽい鶏肉ばかり食べたり脂質や糖質を異常に避けるみたいに、一緒に生活してる人などに気を使わせてしまう
正直な話筋トレをしていない人間からするとそういう無駄な完璧主義の人は「面白くない」人として映る
「プロを目指すわけじゃないのに」完璧主義が働いて面白くない人になる
筋トレを始めた目的は各自違うが少なからず魅力的な人になるために始めたはずで、「面白くない人間になりたい」わけではないと思う
「周りに嫌われてもいいからやるべきことをやる」みたいな自己啓発的発想で現実を見れなくなるのは人生にネガティブな影響を与える
必ず目的を明確にしてブレずにやるべき。
目的がブレブレの人は中途半端に大会に出ようとするし何年たっても中途半端な体をしている。それに加えて筋トレ歴が長くなるにつれて勘違いして「俺はすごい」感を出してしまう。筋トレは素人がやっても最初の一年くらいは変化が起こる。当然、運動習慣がない人間がジムに通って重いものを持ち上げ始めたら筋肉は多少つくに決まっている。そのビギナーズラックで「自分はすごいんだ」と過信して凶暴性が高くなる人は本当に多くて、本末転倒だと思っていつもみてる
筋トレをやって威張れるのは大きな代表的な大会で入賞すること以外ない。どこかの小さな大会とかでもなく、ちゃんとアスリートとして本気で競技に向き合っている人しかすごいとは思わない
所詮、一般人の筋トレなのだ。アスリートではない。
一般人が筋トレをする目的は日常のパフォーマンスの最大化でしかない
各自人生でやるべきことがあるはずでそれを果たすための「一番の資本」である体を整えるという認識が大事
毎日仕事をしている人は足を使っていろんな人に会いにいくかもしれない。その時の体力、体のデカさによる印象向上などが筋トレのシンプルな利点だろう。そして長く健康的に仕事をし続けられるその自己管理力の向上なども。
「筋トレ=最強の男になれる」みたいな思想はやめて現実的に筋トレに取り組むべきで、そういう人が結局ちゃんと継続するし筋トレすればするほど凶暴にならず穏やかなでかい寛大な男になる
筋トレは知識ゲーなので、正しい知識を頭に入れながらジムでやるべき運動するだけで一般人としては申し分ないくらいの体にはなる。その過程で必要な知識を増量マガジンにまとめてる
次に、筋肥大における考え方
筋トレはとりあえず重いものを持ち上げればいいと考えてる人が多いと思いますが、
簡単にいうと「重りを用いたストレッチ」みたいなもの
「とにかく重量をあげること」と「筋肥大に特化したトレーニング」は別物
「筋肥大に特化したトレーニング」において、できる限り重い重量で負荷をかける必要はあるが、大前提フォームができていないと重量を扱っても非効率になる
「フォームなんて気にしなくていいからとりあえず高重量でやってればいい」という意見を聞きますが、これは前提条件が違いすぎて少し無責任な回答に思えます
例えば、運動神経がいい人間と悪い人間がとりあえず高重量でやった時、運動神経がいい人は感覚で使いたい筋肉を使えてしまいますが、運動神経が悪い人はうまく筋肉を使えないまま、偏った筋肉の使い方をしたままトレーニングをしてしまい、それに伴い筋肉の発達も遅れます
筋トレの目的が筋肥大だった場合「フォームができているのが前提」で、重量を上げていかないといけない
フォームとは何かを端的にいうとストレッチに重りをつけるという状態。詳しくは増量の教科書に記載してるが
「使いたい筋肉を使えるかどうか」ということが大事になってくる
筋肉というのは伸縮するもので、その伸縮に重りを付けただけの話
種目によって体の使い方は変わるが、ベースはどれくらいうまく筋肉を伸縮させることができるかのゲームでしかない
なので、筋トレ動画ばかり見て勉強するのではなく、解剖学や整体師などの動画を見ながら体の作りについての知見を広げるべきです
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