【伝統的なフランネルで作るダブルスーツ】
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。stile lavitaの関谷です。
朝晩は少しずつ肌寒くなって来ましたね。
1.気温とオーダースーツの関係
ほぼ毎回ブログの書き出しが気温の話からさせて頂いていますが、これ結構重要なんです。
毎日ウェザーニュースを確認して今後1週間の天候、気温など確認しています。それは、これからの季節感に合った生地をご提案する為、店のディスプレイや自身のコーディネートなどの面を意識してやっています。
特に今年は、皆さんご存知の通り5月くらいからずっと暑くて、現に今日も東京は34℃という気温の表記がされていました。
更にはここ最近の日本は湿度も高いので、あまり上着を羽織るのも気が引けちゃいますよね。
とはいえ私が皆様にご提供してのはオーダースーツ。すぐに仕上がるわけはなく、約1カ月弱先を見越してご提案させて頂いてます。
2.フランネルスーツのサンプルが仕上がりました
今回は少し先の季節にピッタリな生地で仕上げたサンプルが届きましたので、ご紹介させて頂きます。
生地は英国の名門サヴィルクリフォード社から、まぁこれはもう定番中の定番といっていいでしょう。
フランネルのチョークストライプのチャコールグレー、ダブルスーツとして仕上げました。
こういった素材感があるもの
例:冬だとフランネルやコーデュロイ 夏はリネンやコットン
上記に挙げた素材は柄や色味次第では、セパレートで使えるので、結構無地系をよく作成していましたが、今の気分的にスーツとしてちゃんと着たい欲が強かったので、ピッチ幅の気持ち広いチョークストライプにしました。
正直、Fox brothersのクラシックフランネルシリーズのものと悩みましたが、ほんの気持ち起毛感が強くなく、黒っぽさがサヴィルクリフォードの方があるのでこちらにしました。線の濃淡も生地によって微妙に違います。
3.コーディネート例
やはりこのスーツは、このコーディネートが間違いないでしょう。
全体の色味を無彩色、モノトーンでまとめています。
幅広のストライプは、一見インパクトが強く敬遠されがちですが、
フランネルのチョークストライプだと、線のくっきりさが影を潜め、
ほんのり柔らかい印象になります。
たくさんのお客様とお話ししてる中で、意外に冬場はコートを着ない方も一定数いるんですよね。それは、ご自宅が駅近で、会社も駅からすぐ直結の方や、車移動の方はあまり着用されないとおっしゃられることがあります。
そういった方には、このサヴィルフランネルはコート未満スーツ以上の暖かさを感じれるのでオススメです。
一見、ビシッとシャツネクタイとしか合わせられなそうと思われがちですがそんなことはありませんのでご安心ください。
冬場の着こなしとして、かなり認知度が高まっているスーツにニットを合わせる着こなしですね。
欧米などでは、フォーマルな場面でのタートルネック着用もちらほら増えている様ですね。
一時期に比べて、今季はタートルネックは少し食傷気味で、個人的には
モックネックかクルーネックのニットがオススメです。
ニットを合わせる際に気をつけるところは、やはりサイズ感が一番でしょう。
たまにハイゲージ系のニットで、スーツと合わせている方で、ブカブカなニットを合わせている方がたまに見かけますが、それはNGです。
ニットというアイテムの特性上、素材感が柔らかく余っているとたるみが気になります。ピタピタすぎるのも一昔前の感じですが、スーツのインナーに着るニットは胴回りのゆとり感を気をつけましょう。チャコール×ブラックの色合わせが好きで、ニットもブラックですが、いい感じにインナーで全体を引き締めることができました。
今回はチョークストライプの仕上がりをご紹介いたしましたが、柄物はちょっと、、、という方にもお選びいただける様に無地シリーズも豊富にラインナップいたしました。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
スーツを着る機会が減ったこの時代だからこそ、季節に適したものを着る楽しみがきっとあると思います。
是非寒くなってきたこのタイミングでご検討ください!
御拝読いただきありがとうございました!
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