道南Open Mic「hakoniwa」を続ける理由
北海道に移住して1年後の2021年1月17日に、道南Open Mic「hakoniwa」を大沼でスタートさせました。
オープンマイクは飲食店やライブハウスなどを会場とし、プロアマ、ステージ経験の有無に関わらず、どなたでも歌ったり楽器を演奏したりできるステージ開放型のイベントです。
最初はみなさんが参加できる、気軽なイベントができたらいいな〜くらいの気持ちだったのですが、ありがたいことに回を重ねるごとに参加者も増え、地元の大沼だけではなく、八雲町、北斗市、函館市、森町、乙部町、江差町、奥尻島と、道南中心に開催地のエリアを広げてきて、今月16日(日)の大沼での開催はなんと23回目となります。
参加者の年齢は3才から60代までと幅広く、親子だけでなくおじいちゃんと孫のデュエットもあって、ジャンルも豊富で見ているだけでも十分楽しいイベントなのですが、カラオケでしか歌ったことがない人にとって、生の楽器をバックにステージに立つというのは緊張するものです。
それでも何度かステージに立つごとに余裕も生まれ、自己表現することの楽しさに目覚め、いろんな歌に挑戦する姿は見応えがあります。
上手い下手は関係なく、まずはステージに立って歌ってくださいと説得しても、「そんな人前で歌えるレベルではないから」と遠慮する方がほとんどですが、それでも強引に「一緒にやりましょう!」と声をかけて参加してもらっています 笑
自己表現することの醍醐味は、一度覚えてしまうとなかなかやめられないものですが、それは頭で感じるものではなく、体全体の細胞レベルで記憶に残るからで、年齢も経験のある無しも関係ないんですよね。
最近は小学生の参加も多いのですが、何よりも嬉しいのは、子供たちが大人との接し方を覚えてくれて、自分から積極的に「この曲を一緒にやりたいです!」とリクエストをしてくれるようになったことです。
そういう意味では音楽というのは年齢差も国籍も関係なく楽しめるので、本当に続けてきてよかったと思います。
昨年の動画になりますが、乙部町の米農家さんの倉庫で開催した時のダイジェストを貼っておきますので、よかったら観てください。