なんもしてない時間を楽しむ

昔はなんもしてないだけで不安になったものです。
いつも何かしていなければならないという思考の癖があって、休んでいたりやることがなかったりすると、妙にサボっている気になったりしてね。

レコード会社にいた頃は、毎日のようにスケジュールはパンパンで、いったい何人に会えば気が済むんだってくらいツメッツメで、またそれをこなしている自分に酔ってたんですよね。
オレってスゲ〜みたいな（笑）

でもね、いくら楽しい毎日だといっても、頭も体も休む暇がなければメンタルやられますって。
突然急ブレーキがかかって全くやる気をなくし、楽しいことがなくなり、あれだけ好きだったキャンプにもいかない時期がありました。
今考えれば当たり前だろ！って感じですけどね。

時は流れて今は居を移し、ゆったりのんびり暮らしていますが、長年の癖はなかなか簡単に抜けるものではなく、ついついスケジュールを埋めたくなるんすよね。
でも、１日にやることを３つ以上は入れないようにしています。
しかも連続しないように、１日忙しくしたら次の日はのんびりするとか、意識してないとまたやっちゃう可能性があるので。

なんもしてない時間が非生産的でダメなのかってことではなくて、なんもしてなくても考えてることあるし、お茶したりボ〜ッとしていても、なんとなく瞑想してる感じで、降りてきたことをメモしたりしてます。

この部屋にいる限り、都会的なノイズは全くないし、他の住人の生活音もないので、本当に文字どおり「し〜〜〜ん」という音がしています。
最初は静かすぎて落ち着かなかったけどね。

最近やっとかな。
やることがない日を楽しめるようになったのは。
特に冬は天気が荒れたり雪が降ると出かけるのが億劫になるし、夜になるとアイスバーンになるので、引きこもりがちです。
北国の冬は鬱っぽくなるのも納得ですね〜。

といいつつ、一番長いのが冬なので、冬の過ごし方を考えなきゃな〜って思ってます。
去年の後半は冬に飽きてしまい、「ハァ〜。。」ってなってたけど、今年は曲作りやレコーディングの時間を増やそうかな。
創作する時間は楽しいですからね。