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地域密着型への転換: スポーツチームの新しい挑戦

こんにちは、Steveです。

ここ数日、スポーツやリーグに関する様々なことを考えてきましたが。今回は、Xにも掲載した以下の記事を基に、さらに深く思考を巡らせた内容を共有したいと思います。

はじめに

最近、私が所属するボランティア団体でも集客に苦戦しています。以前は、プロダクトアウト戦略で活躍する営業が得意なメンバーが多かったため、大きな問題はありませんでした。しかし、営業経験者が減少したことにより、最近は困難に直面しています。また、CRMなどの知識が不足していたため、イベントに参加したお客様をファンに転換する取り組みも行っていませんでした。

そこで、マーケットイン戦略を取り入れるため、今月から3ヶ月間、毎月の全体会議でマーケティング講座を開始しました。講師として私も微力ながら、基本的なマーケティングの知識を共有しています。

この問題は、スポーツ業界においても同様である可能性があります。以前は他の娯楽の選択肢が限られていたため、自然と人々がスポーツイベントに集まっていたのでしょう。その時、ファンでなくてもリピートする傾向がありました。しかし、最近は趣味や娯楽の選択肢が増えたため、単に良い製品やサービスを提供するだけでは不十分になってきています。

重要なのは商品やサービスに付加価値をどう与えるかです。その根幹はブランディングにあります。カルトブランディングとも呼ばれる方法で、熱狂的なファンを作り、彼らが宣伝効果をもたらすことが重要です。

例えば「阪神タイガーズ」、阪神ファンは、野球も好きですが特に阪神チームを愛しています。僕はバレーやバスケをやってきたので、あまり野球をTVとかでも見たきおくがないでうが、阪神の試合は甲子園で見たことがあります。
その理由は、甲子園での阪神の応援を体感したかったからです。チームと共に盛り上がり、ファンの一員として野球を楽しみたかったのです。その結果、隣の知らない人とコミュニケーションを取り、楽しい時間を過ごしました。隣の知らないおじさんのビールを奢ってもらいました👍

阪神ファンはもはやチームの一部のようにも感じました。

確かに、地元を離れた後も地元のチームを熱烈に応援するような状況を最初から作るのは難しいですが、それは目指すべき目標だと思います。このようなファンとチームの関係性は、日本に限ったことではありません。ヨーロッパのサッカークラブのファン、アメリカのアメフトやNBAのファンも、同様の関係性を持っていると思います。

確かに、ネガティブな要素も存在します。例えば、フーリガンのように行動が問題となるファンもいることは事実です。しかし、今回はその点を一旦脇に置いて、理想のファンとチームの関係を築くためにどのような取り組みが必要かを考えてみましょう。

チームと地域の関係強化のためのイベント企画

地域社会に受け入れられるためには、まず住民に知ってもらい、親しみを持ってもらうことが重要です。多くのチームよりも長くその地域に根ざしている住民に、まずは自分たちの存在を知ってもらうことが大切です。例えば、バレーボールチームであれば、バレーボールのファンだけでなく、地域全体に知られることが重要です。

仮に私がチームの広報担当・マーケティング担当だった場合、実施したいことをいくつか挙げてみます。もちろん、地域のイベントにはチームとして積極的に参加します。これはスポーツ関連のイベントに限らず、時間が許す限りスポーツ以外のイベントにも参加することを意味します。

僕が最も実施したいのは、地域のお店や企業とのコラボレーションによるコンテンツ制作です。

例えば、バレーボールチームでは毎年選手のプロフィール写真を撮影しますが、通常はユニフォームで全員が同じポージングが多い中で、昨年(あるいは前年から)、TokyoGreatBearsの選手紹介写真はモノクロで、モデルのようなポージング選手たちでした。際立つしかっこいい、もし自分が選手だったら、羨ましいと感じるはずです。重要なのは、参加する人が楽しんで、自慢したくなるようなことを行うことだと思います。


そこで、選手の写真撮影における髪型やメイクは地元のお店に依頼し、衣装も地元の店から提供してもらいます。これらは動画や記事としてコンテンツ化し、協力してくれた人々は自分のお店や技術を宣伝できます。また、これらの活動は友達に話すことでチームの宣伝にも繋がります。

僕の知る限り、このような試みを行っているチームはまだ少なく、もしあっても戦略的に宣伝しているケースは稀です。そのため、メディアにアプロチして取り上げでもらい、さらなる宣伝効果が期待できるでしょう。また、メディアでの取り上げられ事をコンテンツにすることで、繰り返し価値を生み出す流れを創造できます。

これらの活動は、私たち(チーム)を知ってもらうための初期ステージでのアクションに過ぎません。しかし、目標を達成するためには、単発の取り組みだけでは不十分です。3年計画、5年計画など、長期的かつ戦略的に計画を立てて実行することが必要です。

スポーツチームが地域社会との関係を深めるための取り組みは、単なる宣伝戦略を超えたものです。
これは、共感と熱狂を育むためのプロセスであり、ファンとの絆を深め、地域に根差した真の意味でのチーム作りを目指すものです。地域に溶け込むことは、ただのマーケティング戦略ではなく、チームのアイデンティティを形作る根本的な要素です。この道は簡単ではありませんが、地域の人々と一体となって歩むことで、チームはより強く、より愛される存在になるでしょう。最終的には、チームが地域社会の一部として、その心に深く根を下ろすことが重要です。

最後まで、妄想にお付き合いいただきありがとうございます。


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