心の整え方と聴くことの本質、聴いて貰うことの効果
先日、ある対人支援者の集まりで久しぶりに6分間だけでしたが、1on1のセッションを行いました。
普段はリモートで顔を出してお話を聴くことが多いのですが、この日はビデオオフの状態で、顔が見えない中でのセッションでした。
そのため、うなずきだけでは相手に聴いていることが伝わらず、わかるように相槌を打ち、より積極的に関わっていく必要がありました。
それと不思議と表情がわからないのに気分よく話が終わらたのは、相手がとても聴き上手だったからかもしれません。
この日のテーマは、「なぜ自分は『聴く』ことをしたいのか」というものでした。
キャリアコンサルタントの仕事において、傾聴のマインドは非常に重要な要素ですが、なぜ自分は聴くことを"したい"と思ったのか」という視点で考えることは今までありませんでした。
即興で話す内容をどうしようか少し戸惑いましたが、セッションが終わり、こうしてブログを書いている中で感じたのは、「したい理由は何か?」という問いに対して、私なりの答えが見えてきました。
聴くことには多くの理由がありますが、私にとって一つ大切なのは、聴くことによって自分自身がストレスのない状態を維持できるという点です。
私の中では、ストレスを抱えた状態で相談者の話を聴くことはできない、という意識があります。
つまり、私の「聴くこと」は、自分自身が安定した心の状態を維持する責任でもあるということです。
イチローや大谷翔平がベストのパフォーマンスを発揮するために体をしっかりと整えるように、私も相談を受けるために心を整えておく必要があると感じています。
セルフコントロールを行い、自分をケアすることは、相手の話をしっかりと聴くための土台となるのです。
もし、聴くことが仕事でなくなったら、自分崩れてしまうのではないかと思うからです。
だからこそ、これからも誰かの話を聞くことを大切にし続けたいと思います。そして、そのためにも、まずは自分自身を大切にしていきたいです。
以上です。
#傾聴の大切さ
#セルフケア
#対人支援
#キャリアコンサルタント
#心の整え方