量り売りショップ(Bulk Shop) とは
前回までは、コンポストについて記事を書かせていただきました。コンポストを始めてくれる人が増えてくれたら嬉しいです。
とはいっても、始めづらい印象があるコンポスト
他にゴミを減らす方法があればいいのに
ということで今回は、その手段の一つ「量り売りショップ(Bulk Shop)」を紹介できればと思います。
ご一読いただけたら幸いです。
量り売りショップ
量り売りショップとは、消費者が自ら容器を持参し、その容器に商品を入れることで、欲しい物を必要な分だけ購入できる買い方です。
大企業の無印良品さんでは、雑穀や乾物、コーヒーやナッツ、ドライフルーツ、中にはシャンプーの量り売りまで実施しています。
近年では、京都の「斗々屋」さんを始め、数多くの量り売りショップがあります。
なぜ注目を集めるようになったのでしょうか。
メリット① プラスチック
その理由の一つとして、プラスチックフリーを実現できる点が挙げられます。
スーパーなどで買い物をしたら必ずついてくるのが、プラスチックです。
軽くて丈夫で形を変えやすいプラスチックは重宝され、何かを買うと言うことは「プラスチックを買う」と言わんばかり利用されています。
プラスチックがもたらす害については、以前別の記事で書かせていただいたので省きますが、有害の可能性があるプラスチックを買わないようにすることが、「量り売りショップ」ではできます。
メリット② 食品ロス
スーパーでは、決まった量しか買うことができません。
一人暮らしだからこんな量はいらない
少しだけで買いたいだけなのに
など、買い物をしていたら思う時もあります。結局、使い切らないまま賞味期限切れになり、捨ててしまったこともあるでしょう。
量り売りなら、自分で好きな分だけ購入できるので、食品の無駄を省けます。
自分が1日で、1週間で、1ヶ月で何gの肉や魚、野菜を食べているのか知るのも面白いですよ。
メリット③ ゴミの減量
本来買う予定のないプラスチックゴミや、買いすぎにより廃棄してしまう食品ロスが減らせることで、ゴミが遥かに少なくなります。
ゴミの問題に関しても以前、別の記事で書かせていただきましたが「地球温暖化問題」「最終処分場の残余年数の問題」など、解決する手段にもなり得ます。
メリット④ コスト削減
しっかりとしたデータは出ていませんが、量り売りショップで買い物を始めた人はほぼ全員コストが削減したといいます。
必要な分だけ購入できるからです。
また、スーパーで購入するよりも安く売られていることの方が多いです。運送費や梱包費などで、コストを削減できるのでしょう。
何をどのくらい買うのかにもよりますが、30%も安く買えたと言う人もいるみたいです。
安く買えるなら、試しに始めてみようかなという人は増えそうですね。
まとめ
以上4つのメリットを紹介させていただきました。
量り売りは、面倒だと言う人もいます。
ですが、現在ではすごく手軽に商品を購入できるシステムも広まっていますし、量り売りで購入すればゴミの分別も必要ありません。
ゴミ出しの回数も減ります。
購入したら、そのまま冷蔵庫や冷凍庫に入れることもできるんです。
実は、面倒くさがりな人ほど、量り売りで商品を買うべきです。
地球に易しく、安く買える量り売りショップがもっと広まってほしいなと思います。