遥かなる星の呼び声
誰も知らない時間のなかで
石はいのちを歌いだす
幾千億の星の呼び声に
石は秘められた記憶を想い出す
呼び覚まされた記憶のなかで
石はいのちの火を灯す
時間の海をわたる呼び声に
石は応えてその身を震わせる
次元を超えて光をこえて
歌は影をつくらない
歌を忘れた枕辺に
石はいのちの火を灯す
ひとの眠りの夜に聴く
歌はひかりの夢と降り積む
夜の眠りの星の子も
歌を枕に星になる
遠いとおい呼び声を
石は秘かに歌いだす
誰も知らない星たちの
誰もが知ってる歌がある
ひとは歌につつまれて
遥かな星のひかりを生きる
青に満ちた夢のなかで
ひとは故郷の空に舞う
青に香れる歌のなかで
人はいのちの旅人になる