見出し画像

【大人】プロの企画屋さんに叩いてもらう!(中学生のハローワーク21年5月)

5月はプロの企画屋さんをお迎えしての時間でした。この方、数百人で一夜限りの仮装パーティー、小学校100校で全校ダンス、社会の役に立つ人形劇をつくる、誰も見たことがないテレビ番組をつくる、自分の会社をカッコよく有名にする…など、前例のないことを形にしてこられた方です。

リアルな課題に取り組んでみる

最初に子どもクラスと一緒に企画屋さんの自己紹介や、これまでやってきた仕事の話を聞きました。大人クラスで何をしたいか、前もってメンバーに聞くと、「企画ってこんなモノですよ」のお勉強より、自分の困りごとをリアルに改善していきたい、というリクエストがありました。

そこで、4月から始まったこの「中学生のハローワーク」の企画について、どうすればもっと必要とする人に届けられるのかを、実際にプロの視点でキビシクチェックしてもらって、ブラッシュアップしていこう!と、いう内容でお願いしました。

兎にも角にも、いったん形になったこの企画。目下の課題は、参加者を増やしたい、ということです。こんなにステキな人がいっぱい来てくださるのに、私たちだけで聞くのはもったいない! こんなにいろんな人の話を聞ける機会はないぞ! 特に、親の手を離れて社会に出ていきたい中学生の時期には社会で活躍するカッコイイ人に出会うことが大事だよね! いろいろ練ってきたこの企画が必要とする人に届いていないのがもったいない!

相手は「聞く気がない」という前提で、伝え方を考えよう

そんな思いを話したら「あのね、そもそも相手は、その話を聞きたいと思ってない、という前提で、伝える工夫をしなければいけないんです。聞く時間がない、興味がない人にも響く、端的な言葉を見つけることが大切です」。ああぁぁ…、た…確かに。みんな忙しいし、自分が必要だと思うことはそれぞれでやっているはずです。

ハードルの高さにショックを受ける私たちに、企画屋さんから質問。「誰に向けて届けようとしていますか?」。「この企画の意義って何ですか?」「興味のない人に向けてこの企画を一言で言うと?」…。すべての質問に、モヤモヤとしか答えられない私たち。う~ん…。

頭を抱える私たちに「コレはそもそも、広がるのが難しい企画なんです。僕の場合もこんな経験が…」と、ムチの後にはアメ(^^)。「誰に伝えるのか、対象者をイメージして言葉を作りましょう」「メディアにアプローチするなら、ニュース性が必要です。初めてとか、一番ナントカ、とかね」「企画としては、独自性を発揮して“地域一番店”として注目されることを目指しましょう」と、具体的なアドバイス。

よし、根本的に洗い直してみよう!

キビシイ言葉でも、前に進めるなら嬉しい! 私たちへのヒントと応援の意味もあったのか、企画屋さんから、「口琴という珍しい楽器のコンサートをした話」「小学校に生演奏を届ける企画を、近隣の学校から、全国に広げて行った話」など、自分の企画を実現していった貴重なお話もしていただきました。「スタート地点ではあまり興味を持ってもらえなくても、やりたいなら、いろいろな展開が考えられますよ」と。

私たちも、これまで、チラシを作って近所のカフェや習い事の教室に貼らせてもらったり、先生たちに配るなど、地道にやってきたんだけど、それでもなかなか参加者が広がらない。大人クラスのメンバーのやりたい事(目標)が大体一致していて、広げるための次の行動がわからない、という状態でのこの話。せっかくのアドバイスなので、実際にアクションしてみます。

こんな言葉になりました!

「誰に向けて、一言で何を伝えたいのか。共通認識を作ろう!」ということで、後日、えりか先生も含めて、また集まって話し合うことになりました。これまでに何度も話し合いを重ね、今、やっとこんな言葉になっています(5/18現在)。

↓ココカラ↓

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

中学生のハローワーク
~さあ、リアルな学びを!~

社会の変化が激しく、人と人が出会いにくい今。中学生も、学びの場が制限されています。本来は、身近な大人の手を離れて、社会から学び、世界を広げていく時期。シュタイナークラスの先生を進行役に、いろんな職業、経験、価値観を持つ大人と対話することで、思考力や表現力が身に付きます。初対面の人と話すのが苦手でも大丈夫。ぜひご参加ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

↑ココマデ↑

これから、どんな広報活動ができるかも、合わせて考えているところです。たとえば、地元メディアに取材を依頼してみる、シュタイナー方面の機関紙に載せてもらう、ポスターを作って学校の掲示板に貼ってもらう、口コミで伝わる言葉を探す…など。そのためにも、目指せ「地域一番店!」。

身体の健康ばかりがフォーカスされる分断された社会の中で、この企画が中学生と社会とをつなぎ、また必要な人に届き、その人の中で未来を照らす光となりますように。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼オキツ 神戸シュタイナーハウス代表 大人クラス担当
書く人、聴く人、考える人、作る人、遊ぶ人。小さな勉強会や仕事、普段の暮らしの中で、ちょっと立ち止まって考え、言葉にし、行動してみる。少しずつ、みんなで幸せになっていけたらいいな。
ブログ毎日更新中。「自由の哲学を読む」~日々の暮らしから~
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お読みくださりありがとうございました! スキやコメントをいただけると励みになります。 サポートは子どもたちの活動費用に使わせていただきます。