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【コラム】私に与えられた課題は何?と問い続けた7年間①
結婚して8年、子どもが授からなかった私。とはいえ、始めの1年は結婚式の準備にバタバタして妊活もしてなかったので、実質は7年。西洋医学的には悪いところがないらしく、不妊の原因は不明。てことは、もう、精神的な理由しか考えられない。授からないということに、どんな意味があるのだろう?私は、今生でどんな課題を達成しようと思って生まれてきたのだろう?そんなことを考えた7年間についに結末が。
めちゃくちゃ個人的なことですが、シュタイナーの思想にもかなり影響を受けているので、ここで振り返って文章にしてみます。どうぞお付き合いください。
とにかく、全部やってみないと気が済まない
もともと、やってみないと気が済まない性格。挑戦する前から諦めるのが苦手です。やったらできたかもしれないのに・・・って思い始めると堂々巡りになってしまって、それがしんどいからです。
今は基準が違うかもしれないけれど、当時は「2年妊娠しなかったら不妊」って言われていました。でも、無駄な努力はしたくないと思った私は、1年経つ頃に病院へ行くことを決めました。だって、大丈夫なのかな?って悩んでる時間がもったいないもの。案の定、医師から「子どもはそんな簡単にできるもんじゃない!」って呆れられたけど、いざ診てもらったら子宮筋腫がたくさん見つかり、手術することに。手術に危険を伴うくらい、筋腫による貧血が酷かったのですが、そのことにも全然気づいていなかった私。貧血治療と筋腫手術を通して、貧血は改善されました。貧血じゃないだけでこんなに身軽なの!?一晩寝ただけで疲れが取れるの!?って、びっくりしました。とにかくQOLが爆上がり。
問題がないということは、問題が見つけられないということ
よし、これで妊娠するに違いない!と思ったけど、思うようにはいかず。ならば、次の手!と、手術から1年経つ前に不妊治療専門のクリニックの門を叩きました。しかし、問題は見つからず。問題ないんだ〜とホッとする私に、先生が一言。
「問題がないというのは、現代医療の限界で『問題が見つけられない』ということなんです」
なるほどな〜。でも、思考回路がシュタイナー思想に偏っている私。物質的な問題がないということなら、精神的な問題があるんだろうな・・・と、シフトチェンジしました。
初めてのことばかりで、面白い
ただ、心残りがないように物質的なことも全部試してみたかったので、排卵誘発剤を飲んだりHCG注射を打ったり、薬でホルモンを調整する治療にも挑戦しました。
今思えば、どこにも問題がないのに薬で治療するって意味のないことだし、それこそ遠回り。でも、初めてのことばかりで興味深く、なんだか面白かったんですよね。ホルモンバランスが崩れるので、訳もなく泣いたりイライラしたり、継続するうちにしんどくなりましたが。それでも、どこか冷静な部分もあって、更年期ってこんな感じになるのかなあ、人間って面白いなと思いながら、自分を観察していました。
病院を、友達がおすすめしてくれたところに変えたりもしました。ステップアップも考えたけど、夫に問題がないのに人工授精をしても妊娠の確率は上がらないと思い、どうせステップアップするなら間をすっ飛ばして体外受精を選択することに決めました。
でもでもでも、その前に、他の方法をとにかく全部試しておきたい!
次回、試してみた諸々(精神的なこと多め)について書いていきます!
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えりか先生。神戸シュタイナーハウスでは、子どもクラスを担当。 小学校・放課後等デイサービスを経て、児童発達支援事業所で障害児支援にあたりつつ、神戸・京都において日曜クラスの先生としても活躍。現在は初めての育児に奮闘中。
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