【コラム】フォルメンが手仕事に戻った!?
5本と6本の糸で紐を編んで、それを見ているうちにフォルメンを描いてみたくなりました。
上が5本で長く編んだもの。フチをつなげてみたら、一筆書きで描けてビックリ。どこまで長く編んでも一筆書きです。ふしぎ~~。
こっちが6本で編んでフチをつなげたもの。
5本で編んだ方も一筆書きで描けてすごかったけど、6本の方はさらに、フチをつなげたら1つの円になるじゃないですか。おお~っ!
立体的に描いてみた6本の編み図(?)を見ているうちに、ホントにこの通りに1本のロープで編めるのか、ムクムクとやってみたくなったので、今日は、仕事帰りにロープを買ってきてトライ。
これがねー、めちゃくちゃ難しかったのです。人から教えてもらった手仕事は、わりとサクサク進めていく方なんだけど、イチから自分で考えるとなると、話は別。小1時間、あーでもないこーでもないと、手を動かしながら試行錯誤の四苦八苦。で、できたのがこれ。
描いたものも美しいけど、立体になると迫力あるわー!
って…あれ?
そもそも最初、自分が編んだ紐を見て、フォルメン描きたくなったんだっけ? で、そのフォルメン見て、今度はまた編みたくなった?? 一周回ってるじゃん(^^)。
上と下。法則は同じなのに、もはや、同じものではなくなってる。
あ~「考え」も、そういう時あるかもね。同じ考え方でも、それぞれの現場や、それぞれの経験によって、ふさわしい表現が違うこと。「アイツとは考え方が合わない」って思っても、「よく見たら同じ法則で動いてるじゃん」なんてことが。
たとえば「収益が大事でしょ?」「もっと人を大事にしようよ」でケンカになったとしても、どっちも「会社をより良い場にしようと真剣だ」ってところは共通、とかね。どっちかだけが正解なわけはないけど、その時々の最適解のバランスってのは、やっぱり、あるんだろう、とは思う。
ホント、いろんなものが本質的なことを教えてくれます。植物を観察したり、クレヨンで描いたり、ロープを編んだり、それら全部、やってる時には、ただ、何かの予感があって楽しくやってるだけなのに、その都度、何か自分に必要なことを教えてもらえる。
そして、教えてもらえるまでは、何が出て来るのか、自分でもまったく予想できないのが、ホントにおもしろい!
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▼オキツ 神戸シュタイナーハウス代表 大人クラス担当
書く人、聴く人、考える人、作る人、遊ぶ人。小さな勉強会や仕事、普段の暮らしの中で、ちょっと立ち止まって考え、言葉にし、行動してみる。少しずつ、みんなで幸せになっていけたらいいな。
ブログ毎日更新中。「自由の哲学を読む」~日々の暮らしから~
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