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抹茶ラテ

みなさん、こんにちは。
STEAM食育ママです。

次男と末っ子ちゃんは牛乳大好きっ子。
長男は牛乳苦手っ子。
おやつのドリンクに、数日前から抹茶ラテを試しています。
鮮やかな緑色に惹かれて飲み始めるものの、60ml程度で止まってしまう。
できればグビっと飲み干してくれるといいなと思い
今日はミルクフォームを追加してみました。

ヒトが動物のお乳を飲むようになったのは、
人類最古の文明と言われるメソポタミア文明に始まると言われています。
そこから古代エジプトに受け継がれ、
旧約聖書には「乳と蜜の流れる土地」という表現もあるそうです。
日本に牛乳が伝わったのは、6世紀半ば。
6世紀半ばというと、聖徳太子が亡くなった少しあとの世界です。
一般に広まったのは明治以降で、第二次世界大戦後に学校給食に採用
され、消費量が増加しました。

今日は、STEAM食育の、科学と工学の学びにつなげます。
まず、科学(Science)の視点からみてみます。

牛乳には3%のたんぱく質が含まれます。
その内8割がカゼイン、残り2割が乳清たんぱく質と総称されます。
ふわふわフォームの仕組みは、熱凝固した乳たんぱくが空気を抱き込むことに由来します。
カフェなどでは、機械で蒸気を注入し、加熱と同時に泡立てる(スチーミングと呼ばれます)ことでミルクフォームを作ります。
我が家にはマシンとミルクフォーマーがないので、
今日はレンジで加熱してから電動泡立て器で泡立てました。
今度100均でミルクフォーマーを入手しようと思います。

作り方は簡単。
牛乳を60~70℃まで加熱してから泡立てるだけ。
子どもに見せたかったのですが、温度計が行方不明になってしまったので、
手の感覚を頼りにしました。

まず一杯目。STEAM食育ママがお試しで作りました。
レンジから出して、ぬるいかなと思いつつ、やはりぬるかったようです。
乳たんぱくがきちんと熱変性していなかったようで、
できあがりは、泡は大きくて粗く潰れやすい仕上がりでした。
それでもお兄ちゃん2人に出してみたら、
もこもこ泡に長男は目がキラキラ。飲んでにっこり。
次男は飲んで「まずー、泡いらない」。

二杯目。長男が「僕が僕やる!」というのでお任せ。
さっきより少し長めにチン終了。
湯気もかなり出ていて熱すぎたかなと思ったものの、
今度は適度に熱変性したようです。
泡の具合もそこそこクリーミーでした。
抹茶を濃いめに溶かして、つまようじで車の絵を描きました。
かなり楽しい様子です。
ぐびっと飲み干し、「もう一度やる」。

三杯目。四杯目。
もこもこしていますが、もう少しクリーミーさが欲しいところです。
車を書いて楽しそう。
三杯目は次男も飲み干し、気に入った様子。

「牛乳にも少したんぱく質が入っているんだよ。」
我が家では、子供の肉・魚料理の進みが悪いときに、
「たんぱく質たくさん入っているから筋肉マッチョになれるよ。」
と説明しているので、たんぱく質という言葉は理解しています。
「なんで牛乳がもこもこになるかっていうとね。たんぱく質って、20個くらいのアミノちゃんがくっついてできてるんだけど、加熱すると手がほどける子が出てくるの。加熱してから泡立てると、ほどけた手で、今度は泡を抱っこしてくれるからもこもこになるんだって。」
アミノちゃんはいつか、アミノ酸のことをきちんと話そうと思います。
長男は聞いているような聞いていないような。
OKOK、また作ったときに説明しよう。

次に工学(Engineering)の視点から。
我が家には小型で便利なミルクフォーマーがないので
今日は電動泡立て器を使いました。
工学的には、モーターが泡立てをサポートしている点を意識したいところです。先日この機械の中にモーターが入っているということを話したので、
長男はよく覚えていました。
ミルクフォーマーを入手したら、分解して中を見てみようと思います。
お兄ちゃんたちはドライバーを使うのが大好きなので、きっとお勉強になるはずです。
「ミニ四駆のモーターとどっちが大きいだろうね。」なんて話しながら、
次回は温度計も捜索して、水銀柱の話もしようと思います。
上達したら、ラテアートに挑戦したいものです。

以上、STEAM食育ママでした。



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