子供は親の所有物(毒の場合)

成人になるまでの間、親の管理下と監視の元に成果を期待し家主の機嫌を損なうことなく女主人の怒りを買うこともなく。ただ静かに暮らせと言われ続けて早30余り。

今回は毒親たちの暮らしをお伝えしたいと思います。
さて、親の起きない間の休日。平和な朝の楽しい時間はあっという間に過ぎ去るもので子供の私以外の家には女主人の母親が階段を降り後から家主の父親が降りてくる。

朝ごはんは必ず昨日残した晩御飯を置かれ、見映えがいいだけのサラダと目玉焼きが
皿の上にのせられる。平日はだいたいパンにマヨネーズのみで皿に一枚乗せられる。

家主がいるかいないかだけで扱う料理も異なっている。その家主は回転座椅子に座り自分の正面にある42型のテレビをつけ毎日朝ドラを見始める。

私が静かに食べ終わり、お皿を片付け。音を立てずに二階に上がる。ここで普通に上がろうものならうるさいから音を出すなと起こられる。原因は女主人の大きな足音がうるさいという。

昼前、私は外で遊びに行けるわけでもなく。本を読むか眠っているかのどちらかしか出来ない。

お昼になるとだいたい粘りのある納豆焼飯がでてくる。体調があまり良くない、いらないと伝えれば晩ごはん抜きにされ昼ごはんを作ってあげた素晴らしい女主人のお説教がはじまる。

家主は昼ごはんには手を出さず女主人のいない時にごはんを捨ててタバコを吹かし競馬の新聞を読んでいる。 

仕方なく食べた昼ごはんを食べたあと
夕方のお風呂はいつからか、家主の命令に
より
昨日の湯船はきれいだから
風呂を抜かずにお湯沸きをしろ

という御触れがあったため風呂の水はそのまま残されていた。

山に近い住宅のソーラー発電。家の電気はだいたいそれで賄われる。しかしお風呂の温度はお湯沸きの温度もぬるくシャワーも時々冷たい水がでたりソーラー発電のみで電気を使おうとしても一定の温度になることはない。

二度漬けのバクテリアが浮く風呂に入り
たくはないので時々出てくる
冷水のシャワーに凍えながら体を流す。

夕御飯、一家団欒なんてものは一切なく。誰も喋らず黙々と黙って食べ続ける。
寝る時間はだいたい20:00か21:00

それでも寝ようとしても目が覚める子供の私は1日誰ともしゃべることのない日に頭の中で聞こえる声としゃべることしかできなかった。


また日が昇り。朝を向かえると

怒鳴り散らした、女主人の大声でまた学校へと行かなければならない。

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