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ブラジルでの父の軌跡を辿って、自分探し(5)
マナウス / アマゾン
当時の父は、牧場等の主になって成功したかったという野望があった。しかしながら、いろいろあって、アナ・ディアスの田舎で日本語教師を続けて行くうちに、最終的には夢も果て、いやになって、帰国を決心するのだが、遣り残したことがあった。ブラジルと言えば、アマゾンだ。昆虫や動物が大好きだった彼は、サン・パウロ周辺でも昆虫採集などの活動に参加したりしていたが、アマゾンを体験しないでは帰国できないと思ったのはないだろうか。僕も今回の旅を計画していく上で、短期間ながら、アマゾンで数日を過ごさないでは、彼の軌跡を追ったことにはならないと思っていた。将来、動物学者として、生計を立てていくことになった父にとって、アマゾンは彼のキャリアの原点ではないかと思うほどの場所だ。そして、彼の原点ということは僕にとっても原点の原点、外せない場所だった。
リオ・デ・ジャネイロからマナウス、直線距離にして2840km。父は飛行機や、船を駆使してベレム経由で何日もかけて行った。状況から考えて、自分の選択肢は飛行機移動しかなかった。アマゾンへの玄関口とも言われているマナウスに着くとすぐに古い写真から推察していた場所に向かった。ホテルもその近くを選んであった。
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マナウスの街を散歩して、路上カフェなる所で夕食をすることにした。路上カフェと言えば聞こえは良いけれど、席は何と、路上そのものだった。横を車がビュンビュン通るところで食べた。これを考えれば、高速道路で釣りっていう流れもわかるような気がした。そして、ここで食べたものは、一つのお皿に様々な食材が一緒に載って出てくる。区切りはない。むしろ混ぜこぜにして食べる感じ。これも父の食べ方を彷彿とさせた。
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写真 37 マナウスでの路上カフェにて
マナウスの街はリオやサン・パウロほどの危険性は感じなかった。朝は女性が一人でジョギングしている姿もあって、安心した。マナウスの朝はなんとも清々しい感じだったが、朝日のかかり方が雄大だった。
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写真 39 アマゾン劇場前のモニュメント
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写真 40 朝焼けに燃えるマナウスの街並み
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写真 41 アマゾン劇場 (夕方)
そしていよいよアマゾンへ向かう。父は転々と日本人家族に泊まらせてもらって、昆虫採集などを楽しんだようだが、そういうのは再現できないので、僕は少し奥地まで入り込んで、アマゾン内の宿で数泊した。とにかく、父が憧れた世界を見てみよう、そう思った。まず、その場所に連れて行ってくれる事務所に行くのにずいぶん苦労した。タクシーの運転手もずいぶん困ってしまったが、ホテルの受付の人や、英語を喋れるというタクシードライバーの妹さんまで尽力してくれて、やっと見つけた。ツアーの受付をした後はスムーズで、車で行けるところまで行って、後はモーターボートでさらにアマゾン・ロッジまで移動した。
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写真 43 ボート上の様子
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写真 44 アマゾン・ロッジからの風景
アマゾン、どんな所か。まず、暑さはさほどではないと感じた。少なくとも日本のような猛暑という感じではなかった。でも直射日光は凄まじかった。虫除けは使ったけど、印象としては、虫にやたら悩まされるという印象でもなかった。空気はなんとも濃い感じがした。周辺はもちろんアマゾン、茂るジャングルと大河、そして鳥のノイズ。日本の山奥で聞くような小鳥のさえずりという感じではなかった。もっとなんと言うか、突き放されたというか、ありのままの世界という感じだった。
アマゾンの過ごし方と言えば、さすがに勝手に一人で散策というわけには行かず、ロッジのパッケージに含まれるツアーにいくつか参加する。でもほとんど、宿泊代に含まれているツアーだった。僕が参加したのは、夕日見学(雲が多くてイマイチだった)、朝日ツアー(これも雨で中止)、ジャングル・ウォーク、原住民との交流、ピンクイルカと戯れるやつ、ピラニア釣り、ワニのわし掴み見学という感じだった。
それぞれの活動で、モーターボートで出かけるが、僕が行った季節は乾季の始まりくらい。乾季が深まると上記の写真のロッジ前の水も干上がるらしい。年によって水位はずいぶん違うらしいが、僕が行った時はちょうど良いくらいだったと思う。風が少ないと以下の写真のように水鏡のようになる。ネグロ川(黒い川)と呼ばれることもあって、水面は黒いので、水鏡効果は抜群だ。この辺りは映画「アナコンダ」の撮影に使われたらしい。
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写真 45 アマゾンの河からの風景1
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写真 46 アマゾンの河からの風景2
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写真 47 アマゾン・ロッジに生息していた鳥たち
上の写真は、ロッジの敷地内に群がる鳥たち。なかなかうるさかった。
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写真 48 シロアリの巣
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写真 49 河上酒場
これはアマゾンの河に浮かぶバー。土台を持たずに浮かんでいるので、水位の影響を受けにくいらしい。中はこんな感じ。
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写真 50 河上酒場の内側
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写真 51 移動用のモーターボート
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写真 52 ピンクイルカ
これがピンクイルカ。観光用に飼いならしたピンクイルカ。これもちょっとタイミングが悪くて、イルカは他の客とずいぶん戯れた後で疲れていたり、もうお腹いっぱい、みたいな雰囲気だった。僕はこの一発を撮影できただけで満足だった。ピンクイルカよりむしろ、下にちょっと映っているピラルクという巨大魚に餌をあげる方がすごい迫力だった。僕が小さい頃、自宅で雷魚を飼っていて、ミミズとか金魚とかを餌として与えていた。餌を入れるとすごい勢いでガボッと一気喰いしていたんだけど、あの雷魚を10倍くらいにした迫力だった。
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写真 53 ピラルク
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写真 54 観光施設と犬
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写真 55 犬と豚さん
ピラニア釣りは案外ダメだった。それでも数匹は釣れたんだけど、僕は1日目に見逃した夕日、そして朝日も撮影できなかった中で、この日はなかなかの夕日を見られて満足していた。
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写真 56 アマゾンでの夕焼け
さて、ジャングル・ウォークはなかなかの体験だった。こんな所をずんずん奥へ入って行った。
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写真 57 ジャングル・ウォーク
器用なガイドさんが、ジャングルで見つける素材でいろんなものを作ってくれた。
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写真 58 ガイドさん手作り
噛まれると弾丸を打ち込まれたような痛みに苦しむと言われている蟻さん! 結構そこら中にいる。
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写真 59 弾丸アリ
ジャングルの大木、なかなかすごいが、その辺に関しては日本の太古からの杉とかには敵わないと思って、内心日本の自然に対して誇りを感じた。
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写真 60 アマゾンの大木前にて
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写真 61 アマゾンの大木
一緒に行ったのは、こんな輩。ロシア人の夫婦と、日本人のおふざけ僧侶。60歳で毎年ブラジルのカーニバルで踊っているらしい。ロシア人の夫婦とは、ロシアで日本はどのような印象があるかとか、いろいろ話せて面白かった。旦那さんは英語をしゃべらなかったけど、僕以上に撮影好きでその点ではつながった気がした。奥様は気さくでいろいろ話した。日本人の僧侶は、なんと住んでいる所も近くで、帰国後、一度会った。手前がガイドで、もう一人は現地の助っ人。
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写真 62 ツアーの仲間たち
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写真 63 アマゾン水筒
この技にはびっくりした。ガイドさんは、軍でサバイバル術を教えるようなプロで、ジャングルでの水の入手方法を教えてくれた。ある種の木の枝からでっかい水筒のように水を飲む様子。
次は、現地で暮らしている人たちの居住区。このどでかいフライパンで料理をする。彼らの主食であるマンジョーカ芋とかいうものはそのままでは毒があるらしく、一定の加工プロセスを経て、解毒して、粉にして、それを料理に使う。そういった生活様式を少し教えてもらったり、彼らと少し交流したりした。
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写真 64 原住民のフライパン
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写真 65 原住民の調理の様子1
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写真 66 原住民の調理の様子2
またさらに奥地に行くと、所謂、”原住民”という先入観イメージ通りの服を着ていないようなグループにも出会った。ここでは彼らの儀式のような踊りや歌を披露してもらって、最後には一緒になって踊るようなこともした。なかなかよくできた観光行事だと思ったが、素直に考えると、非常に貴重な体験だ。本当にこのジャングルで、狩とかして暮らしているらしい。
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写真 67 大木
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写真 68 原住民との交流
ただ僕が最も印象に残っているのは、この部落に普通に野生で暮らしているルリコンゴウインコの存在だ。ルリコンゴウインコは僕が生まれる前から、実家で飼っていたインコの一つで、普通だったら動物園でしか見られないような立派なインコ。僕が見ていたのはほとんど常に籠(と言っても、鉄格子の大きな檻だが)に入ったインコだったが、ここでは野生で暮らしているではないか。子供の頃ともに暮らしたあの親しみのある煩い鳴き声もあのまま。またモーターボートでの移動中にはルリコンゴウインコがグループで羽を広げて颯爽と飛んでいる姿も目撃した。感無量だった。なぜ父がこのインコを愛し、ブラジルから持ち帰りたくなったのか、よく理解できた。アマゾンの奥地には多くの野生の鳥がいるが、その中でもその美しさ、壮大さで群を抜いている存在だ。そして、生まれる前から存在していたそのルリコンゴウインコの故郷を目の当たりにした気持ちは、あたかも自分を見つけたかのような衝撃的なものだった。ルリコンゴウインコはある意味、彼の情熱の標的であり、彼の人生の多くを語る象徴であると理解すると、自分がそんな情熱の先に生まれたということを実感しないではいられなかった。
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写真 69 野生のルリコンゴウインコ
アマゾンの河を航行しているとハゲワシ、ナマケモノ等、様々な動物を目撃することができるが、中でもこのリス猿たちとの交流は特別だった。ある程度、餌付けが慣れているようで、ガイドが前もってバナナを用意していて、いざ見かけると、細かく切って、旅行者に配ってくれた。そして、いくつかの注意点を説明して、群れに近づく。そして、僕らは、バナナの切れ端を猿たちに手渡しした。次々と茂みからやってきては、バナナをひったくって行った。アマゾンの野生の猿たちとの交流、なかなか格別だった。
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写真 70 リス猿との交流
それから、夕暮れ過ぎになるとガイドさんが、小さいとは言えワニを素手で鷲づかみするという荒業を披露してくれた。まず、暗がりの河の中、ワニのいそうな茂みにサーチライトを当てながら航行。すると、ワニの目が光って居場所がわかるようだ。素人目にはなかなか目撃できなかったが、何か見つけたようで、その茂みの中にボートをそっと近づけると、ボートから身を乗り出して手を伸ばしたかと思うと、「バシャッ!」、「え?!」とリアクションしようにも、すでにその手にはワニが!それを2回も見せてくれた。捕まえた後はちゃんとリリースしていた。自然に戻っていく姿がなんとも可愛らしかった。
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写真 71 ワニの鷲掴み
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写真 72 一時捕獲されたワニ
そして、いよいよブラジル・自分探しの旅も終わり。僕が一番恐れていたアマゾンからの帰り道。バンガローのドアから自宅のドアまでなんと50時間以上かかった。最後には有名な二つの大河が合流する地点も見ることができた。河の色や温度が異なる川の合流地点。最後の旅のクライマックスだ。
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写真 69 ネグロ川とソリモインス川の合流地点
エピローグ
父が帰国した時は2-3ヶ月かけての航海だった。それに比べれば時間は短いが、父の場合は、いろんな寄港地があって、旅行だ。時差ぼけレイオーバーも含まれる50時間以上の旅はそれに比べれば相当の苦しみだったと思える。そしてそれから数カ月の節約生活もなかなか大変だった。
だけど、本当に行けて良かった。僕の人生の宝物のような経験となった。父は一度もブラジルに戻ったことはない。旅の準備も含めて、この旅が父と自分の絆を強めたことは間違いない。僕にとっては、自分が子供の頃から見聞きしていたブラジルの話や写真の確証になったし、現地に行くことによって感じられたこと、理解できたこと、発見したことも多かった。父にとっても人生の振り返りの一部になっただろうし、ある意味、置き去りにしてきた人生の一部を宝物に変えて拾ってくれた感じではなろうか。少なくとも自分はそう感じた。現地にいるとなんとなく彼が経験したこと感じたことを想像できて、こんな経験の先に自分という存在がこの世に生まれてきたと思うとなんかしっくり来る気がした。そして、改めて、自分自身の存在そのものが親からの贈り物であることを実感した。それが、僕がブラジルで見つけた自分だった。
完。
P.S. 父は動物研究科の實吉達郎である。最近、月刊ムーに特集が組まれ、自分も知らなかったいろんな情報が詰め込まれていて、読みごたえがあった。ブラジルでのUMAとの遭遇体験などについて読んでいるうちに、何年か前に行ったブラジルについて公表しようと思った次第である。
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