忙しい毎日の癒しに 自然の色いただきます
爽やかに晴れた森に、ぐつぐつと何かが煮立っている音が響きます。
携帯用ガスコンロのお鍋から聞こえてくるその音。お鍋の中には美味しいものが……😋ではなく、木の皮を煮だしてできた黄色の液体が入っています。
これは一体……??
5月にサンクゼールの森で行われたネイチャーウォッチングのワークショップ「自然の色いただきます」での1コマです。
ネイチャーウォッチングレポート最終回です。季節は秋になりましたが、今回も初夏の森を楽しんでいただけたら幸いです。
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自然の色いただきます
今回のワークは植物を中心とした環境調査を専門とされているかこさん。井田ハカセと共にサンクゼールの森の調査を行う「森ラボチーム」の一員です。
倒れた木で鮮やかな染物
鍋の中で煮立っていたのは黄色い染料。この春先にたまたま森の中で倒れたキハダという名前の木の皮を原料としています。
その名前の通り、木の皮の内側は驚くほど濃い黄色!カコさんはこのキハダを煮だして染料を事前に作り、持ってきてくださいました。
そして、染めるのは木綿の布。参加者は思い思いの箇所をいくつか輪ゴムで縛ります。これが模様になるのです。
そして、染料の入った鍋に入れて色を付けていきました。
青空の下。参加者同士で待ち時間におしゃべりしたり、製作途中のものを見せ合ったり。リラックスした雰囲気で和やかな時間が流れます。
あっという間に10分ほどが過ぎ、鍋から取り出して輪ゴムを外します。予想と違った模様や色味に、みんな驚きと喜びの声を上げていました。
締めくくりは社長とハカセに一筆を!
イベントのしめくくりとして、サンクゼールの森のタペストリー作りをしました。同じくキハダで色付けをした横に長い布に、社長の久世良太さんと井田ハカセの2人で「サンクゼールの森」と書いてもらいました。
多くの参加者が見守る中。少し緊張した様子で筆を取る良太さん。ちなみに、筆にはペンキなどではなく漂白剤がついています。漂白剤で色を抜くことで文字を書くんですね。頭いい!
続いて井田ハカセも筆を入れて、タペストリーが完成!タペストリーと一緒に参加者みんなで記念撮影を行いました。みなさん、とてもいい笑顔✨個人情報的な事情から写真をここでお見せできないのが悔やまれます。
このタペストリーはその後、オフィスの中に飾りました。
家にできた小さなパワースポット
こちらは今回のワークでわたしが模様付けをした木綿の布です。
ネイチャーウォッチングの直後、娘がシロツメクサの花やタンポポをたくさん摘んで帰ってきました。ふと思いついて、木綿の布の上に飾ってみたところ、いい感じに!
自然のものには自然で作ったものがよく似合いますね。
何気なく作った自然スペース。忙しい日々の中で、ふと目に入るとふわっと癒されます。我が家の小さなパワースポットです。
忙しさに追われる日々の中にこそ、心が自然を求めている気がします。
そろそろ森も秋めいてきた今日この頃。木綿の布の上に紅葉したの葉でも飾りたいですね。
これからも森と、自然を楽しみながら過ごしていきたいな。
そんなことを教えてくれたネイチャーウォッチングの1日でした。
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