他人事ではない、ごく身近にあるマインドコントロール＆共依存のワナ
マインドコントロールや共依存の世界を、どこか他人事のように捉えてはいませんか？ あなたも当事者かも知れません。
トラウマを超えて〜AKKアディクション問題を考える会
小冊子からの引用。
共依存では一方が他方を依存させることによって、支配・操縦し、それによってその人に固有の人間的成長を阻害する。支配・操縦される一方は、他方の心の中に住みついて、その人の情緒を支配・操縦する。こうしたパワー・ゲームの中では、必ず優者と劣者、勝者と敗者が生じる。共依存関係にある二人はパワー幻想の中で、勝者であると共に敗者であり、敗北に固有の寂しさと空虚の感覚につきまとわれる。
アルコール依存症という一つの嗜癖（中略）アルコール依存以外の各種嗜癖に溺れる人々と、そうした人々に共依存的にかかわった人々（家族、治療者、援助者）
各種の嗜癖の基底にあるのは、人間関係の嗜癖（関係性嗜癖）であり、その基本形は共依存という依存・被依存の二者関係である。（中略）そこには必ず依存者を助けるつもりで依存症を繁茂させてしまう共依存的な支え手がいる。
他人事ではない、極身近にある 「マインドコントロール」「共依存」の罠
私は被害者になっていないか？ 私は加害者になっていないか？ あなたは被害者になっていないか？ あなたは加害者になっていないか？ 他者をマインドコントロールしていないか？ あるいはされていないか？
マインドコントロールは日常のなかに蔓延っています。ニュースや週刊誌で垣間見る、遠い世界の出来事ではありません。例えば友人関係やパートナーとのパワーバランスに苦しむというのも、ありふれた、けれども重大な問題です。
もう一度言います。あなたは他者をマインドコントロールしていませんか？ あるいはされていませんか？ あなたの人生を取り返して。
メディアや企業は、依存症者の事にまで配慮してくれない
余談ですが、私は断酒のもっとも辛かった時期にテレビから流れてくるアルコールのコマーシャルを憎んでいました。アルコールCMはアル中製造機なのです。
みんなが、明日は我が身なのに、どこまで行っても他人事だ。