拙作の「#○○を17文字以内で表現してみる」3月前半まとめてみた
こんばんは。佐藤です。
今回も「#○○を17文字以内で表現してみる」をまとめてみました。
こちらのタグが何なのか興味関心あるかたは、ぜひ海光虹さんのXアカウントのプロフィール欄をご覧くださいませ。
ではさっそく、作品をまとめます。
■作品
「弥生」
雪解けにより水温く
「梅」
花みて酒
「雛祭り」
お姫様の女の子
「可惜夜」
夜にすがれば惨めな私も見えないわ
「啓蟄」
春「もういいかい?」
冬「まだだよ」
「思い込み」
屈折した世界にひとり
「優しい世界」
枕に顔を沈めたあとの夢
「ミモザの日」
愛しの君へ黄金の花束を
「明日」
来てほしくないのに来ないのも怖い
「ありがたみ」
かつて持っていたものに向かって一礼
「卒業」
背後にいる校舎の時は止まった
「1分」
砂時計1/3
「サンドイッチ」
マヨネーズとからしが口の中に広がる
「ホワイトデー」
返したときを想像したら可愛くて無理
「愛染」
色移り期待してあなたに絡みつく
■感想
「愛染」をはじめてみた方、意味を知らない方は、どのような意味があると想像しましたか。
私は最初、愛に染まるととらえ、溺愛のような意味を想像していました。
愛でたり盲目的に愛したりして、とても幸せな様子をイメージしました。
その後調べてみると、「愛染」とは、愛に執着することなのだそうです(デジタル大辞泉より)。
愛に染まる、が、執着か。
イメージとは180度違いました。
溺愛よりも可愛らしさが抜け、艶かしさと、もう少し深刻さがうかがえます。
そこで妖艶な、染み込んでいくかのような表現にしたいと考えてみたところ、シミが落ちない洗濯物が思い浮かび、色移りという表現を使用しました。
また、執着の意味から手放せない感じも表したいと思い、最終的には上記の表現に至りました。
……ここまで作品の作り方に焦点をあてたのははじめてかもしれません。
気恥ずかしい感じですが、たまには解説もどきも面白いかと思い、やってみました。
いつもこんな感じで連想言葉や想像を膨らませています。そのため数日かかることもしばしば。
でも、それが楽しいです。
Xのフォロワーの皆さん、またnoteのフォロワーの皆さんが、拙作をみて少しでも面白いと思っていただけたら本望です。
以上、17文字以内で表現してみるのまとめでした。
お付き合いいただき、ありがとうございました。