【ネタバレ注意】古典部シリーズ「ふたりの距離の概算」を読んで
こんばんは。
佐藤です。
少し前になりますが、古典部シリーズ「ふたりの距離の概算」拝読しました。
氷菓が個人的にいちばんお気に入りなのですが、この話もとても好きです。
前半部分を読んでいるとき「あれ？ 主人公はこんな人だったかな」と思ったんです。
というのも、前作の「遠まわりする雛」を拝読してから数年たっており、彼らの関係性が抜け落ちてしまったいたんです
いつの間に、こんな、ラブコメみたいな状況になっていたのだろう？
これは今度過去作品を読み返そう。
そう思いながら読み進めていきました。
しかし最後まで読んでみて、ああ、これが古典部シリーズだ、彼が主人公だ、と思いました。
氷菓のときに感じさせてくれた、彼が真実にたどり着いたときのさみしさ。
愚者のエンドロールのときの、彼の英雄にされた後の孤独感。
あの両方の感覚を再び感じることができるとは思ってもいませんでした。
面白かったです。最高でした。
次回作も早く読みたい。
その前に他シリーズも読み返したい。
以上、読書感想文でした。
お付き合いいただき、ありがとうございました。