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お陰様

よく聞くこの言葉、
お陰様は、
よく考えたら、
よくわからない言葉だ。

感謝を言う言葉で、
子供ではなく、大人が使う言葉だ。

体調を崩した人に、
お身体は大丈夫ですか?
と聞くと、
お陰様で、なんとか元気になりました。
ご迷惑お掛けしました。

なんてやりとりだ。

そう、この言葉は
自分一人の力でいきていけない。
陰ながら支えてくれるひとに、
陰ながら感謝を伝えているのだろう。

最近、幸せについて考えることが多い。

この近代文明に産まれた私達は、
欲しいものを欲しいだけ買うこと、
やりたい事をすること、
好きなように生きること、生きれることを
幸せと思っている、

人に迷惑をかけることなく、
自立したいと考え、
その結果、一人でマンションに暮らす。
一人の食事や生活をすることを
幸せだという。

家にいても、話をしたい人にスマホを通して連絡をするのだ。

最近ハマっているSDGs。
世界には、まだまだ途上国はあるし
先進国にも格差がある。

人間の欲には限りがない。

最近は禅にもハマっている。

そうか、自分が成してきたことは
いつか自分の手から離れ、
体も老いれば、体さえも自分のものではないのか。

執着するとは、幸せの反対語かもしれない。
幸せは、そういうことか。

お陰様で、と言う気持ちは
こういう事かもしれない。

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